空のごはん皿をくわえて“恨めしそうな顔”をする犬 行動からわかる心理を獣医師が解説!

恨めしそうな顔をしていたワケにクスッ!

引用元:@siba_mametaro

紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@siba_mametaroさんが「いや、ごはんはもう終わりだよ、、」と投稿していたこちらの写真。そこには、ごはん皿をくわえながらじーっとカメラを見つめる愛犬・豆太郎くん(撮影時2才/柴犬)の姿が写っています。

「ごはんのおかわり」をおねだりしているように見える豆太郎くん。なんともわかりやすいアピールですが、飼い主さんはこの豆太郎くんの姿を見て思わず笑ってしまったといいます。

飼い主さん:
「ごはんが足りなかったときや、ちょっと特別なものがごはんに入っていたときに、豆太郎はいつもお皿を持ってきます。

ほぼ毎日のように見られるので、この日は“足りないアピール”を無視していたら、こんな顔でこちらを見ていました。恨んでいるような顔をしていて、つい笑っちゃいましたね(笑)」

イタズラの気持ちもあったかも……?

引用元:@siba_mametaro

豆太郎くんの様子について、「おかわりの要求を無視されたことに腹が立ったのかも」と話す飼い主さんですが、同時にこんなことを思ったそうです。

飼い主さん:
「イタズラが好きなので、イタズラでお皿を持っているというつもりもあるのかもしれません」

引用元:@siba_mametaro

毎日のように見られる豆太郎くんの「ごはんのおかわり」のアピール。飼い主さんは「『可愛いなぁ』と思う反面、豆太郎の健康のためにごはんをあげすぎないように気をつけています」とも話しています。

毎日可愛らしいアピールに耐えるのは大変かもしれませんが、これも豆太郎くんのため。豆太郎くんと飼い主さんは、今日も微笑ましいやりとりを繰り広げていることでしょうね!

【獣医師解説】ごはん皿をくわえて見つめる犬の心理

引用元:@siba_mametaro

豆太郎くんは、ごはんを食べたのにごはん皿をくわえながらじーっと見つめてきたそうです。この光景からは、どのようなことが読み取れるのでしょうか。

いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。

岡本先生:
「今回の豆太郎くんは『ごはん皿=ごはん』と認識しており、『ごはんをもっと食べたい』とアピールしていたのかもしれませんね。また、『ごはん皿をくわえると飼い主さんが注目してくれる』と学習して、行動している可能性も考えられます。

空のごはん皿をくわえるという犬の行動は、ごはんが大好きということ以外に、器の所有欲からきている場合もあるでしょう。

ごはん皿をくわえることでごはんのアピールをしたり、飼い主さんに注目してもらおうとするような犬は、物をくわえて運ぶのが好きなコや、甘えん坊な性格のコに見られやすいかと思います」

ごはんを食べたのに「おかわり」のアピールをされたとき、飼い主さんが取るべき対応は?

岡本先生:
「ごはんを食べ終えたのにもかかわらず、愛犬から『おかわり』のアピールをされることもあるかと思います。実際、食欲に際限のないコも多いので、心苦しくてもアピールには従わないようにしましょう。

おかわりを与える代わりに、スキンシップをとったりほかのコミュニケーションで愛犬の気持ちを満たしてあげてくださいね」

ごはん皿をくわえて“恨めしそうな顔”をする犬 可愛らしい「おかわりの催促」にクスッとする!

(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
写真提供・取材協力/@siba_mametaroさん/X(旧Twitter)
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年6月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。

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