プロ2試合目なのに…衝撃快挙に「こりゃ本物」 22歳の無双投球が「控えめに言って神」

2勝目を挙げたDeNA・石田裕太郎【写真:小林靖】

9回95球を投げて4安打完封…2登板目で“マダックス”達成

■DeNA 5ー0 西武(16日・ベルーナドーム)

ドラフト5位ルーキーの快投に称賛の声が集まっている。DeNAの石田裕太郎投手は16日、ベルーナドームで行われた西武戦に先発。9回95球を投げて4安打完封勝利を挙げ、球団新人では初の、初登板から2連勝を飾った。22歳右腕の見事なピッチングに、「控えめに言って神」とファンも興奮している。

初回、先頭の奥村に初球を安打にされ、1死二塁のピンチを背負ったが、後続を打ち取って無失点に。2回から5回までは3者凡退で西武打線を封じ、6回には奥村に二塁打を浴びたが、またもゼロに抑えた。最大の窮地は8回。2死一、三塁でこの日2安打の奥村。しかし三直に封じて難を逃れると、最終9回も抑えてスコアボードにゼロを並べた。

9回95球の完封劇。100球未満での9回完封は、メジャーの殿堂入り355勝右腕グレッグ・マダックスが何度も達成したことにちなみ“マダックス”と呼ばれている。新人右腕がプロ2登板目で早くも歴史的快挙を達成してみせた。

ドラ5の快投にSNS上では「本当にすごい」「やばすぎるルーキー見参」「控えめに言って神」「楽しい逸材でてきて嬉しい」「こりゃ本物だわ」などと賛辞のコメントがあがった。石田裕は中大からドラフト5位で入団。1月の新人合同自主トレでは、育成2位・清水麻成投手とのキャッチボールで、清水が「グラブ壊れたっす」と“暴露”した逸話が話題に。今後も自慢の快速球とコントロールを武器に快投を続けるか期待したい。(Full-Count編集部)

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