安全性や利便性の向上へ 大和中央道 敷島工区 きょう開通

大和中央道の敷島工区、奈良市秋篠町から西大寺赤田町2丁目の開通にあたり、16日、開通式が開かれました。

開通式では、奈良市の仲川市長が、地域の方にとって懸案事項だった、あやめ池周辺などの幅の狭い道路が、この開通で一定程度解消を図れると挨拶しました。

今回開通となったのは、近鉄菖蒲池駅と大和西大寺駅の間に位置する、秋篠町から西大寺赤田町2丁目の区間、831mです。

この区間は、奈良市が都市計画道路として1999年から工事を進めてきました。

奈良市の南北を繋ぐ大和中央道は、これまで、秋篠工区まで開通していますが、そこから県道谷田奈良線に行くには、狭く歩道のない道路を通らなければならなかったといいます。

今回、歩道も整備され、県道谷田奈良線に接続したことから、安全性や利便性の向上のほか、国道24号の交通渋滞解消に繋がることも期待されています。

なお、市によりますと、今後、今回の開通区間と阪奈道路までの区間をつなぐ計画はあるものの、未着手の状態ということです。

© 奈良テレビ放送株式会社