バレー女子 日本が米国に完敗 主将の古賀紗理那は「結構、差は感じた」と危機感「スパイカーが工夫して決めたりしていかないと」

 第1セット、スパイクを打つ古賀紗理那(撮影・中田匡峻)

 「バレーボール女子・ネーションズリーグ、日本0-3米国」(16日、西日本総合展示場)

 すでに6大会連続のパリ五輪出場が確定した世界ランキング7位の日本が、同5位で2021年東京五輪金メダルの米国と1次リーグ最終戦で対戦し、0-3(15-25、18-25、24-26)のストレートで敗れた。

 試合後、主将の古賀紗理那(NEC)はパリ五輪でも戦う米国について「結構、差は感じた」と危機感を口にした。「オフェンスのところで、スパイカーが工夫して決めたり、プッシュで落としたりとか。私たちもしていかいといけないと感じた」と高さやパワーだけでない技術面での差も痛感したという。

 「最初のセットから戦術的なサーブを効果的にたたかれた。そこで崩れて、私たちのコンビがなくなったときの次の手、次の手というのができなかったのが、きょうの敗因」と分析。第3セットは自身のサーブから米国を攻略する場面も見られたが「そういう展開をもう少し増やしていけたら」と話した。

 次は決勝大会(20日開幕・バンコク)に臨む。「すぐに試合なので、集中して整理して試合に入れるようにしたい」とし、パリ五輪へ向けても「日本は組織的なオフェンスとディフェンスをしていかないとチームとして苦しくなる。そういうところを徹底してやっていきたい」と話した。

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