日本ハム・新庄監督「もう大丈夫」田中正義守護神復帰へ完璧投球「今は僕は正念場というか、野球人生がかかっている」

 12回、登板した田中正(撮影・中島達哉)

 「日本ハム3-3巨人」(16日、エスコンフィールド)

 日本ハムは引き分けて交流戦7勝9敗1分となり、18日の阪神戦(甲子園)を残して、負け越しが決まった。新庄監督は「交流戦めちゃくちゃ楽しかったけど、何かめちゃくちゃ疲れましたね。あんまりデータないし、どんな作戦を採ってくるか分からなかったですし、頭を使いました。でもね、5割近くで終われたので」と総括した。

 引き分けに終わったが、大きな収穫もあった。一時的に守護神を外れていた田中正が延長12回に登板。三者凡退2奪三振の完璧な投球を披露した。新庄監督は「もう大丈夫」と守護神復帰に太鼓判を押した。

 田中正は「とにかく0に抑えることだけを考えて上がりました。きょうは比較的真っすぐが良かったのかなと思います」とこの日の投球を振り返った。「今は僕は正念場というか、野球人生がかかっているのかなっていうのがあるので、必死に腕を振っている感じです」と決意を訴えた。

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