【B1】ドラフラ来季監督に朝山氏就任へ、今季引退のレジェンド ミリング監督は退団

朝山正悟氏

 バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)広島ドラゴンフライズのカイル・ミリング監督(49)が今季限りで退団し、今季引退した朝山正悟氏(43)が来季監督に就任することが16日、分かった。近日中に発表される。

 朝山氏は2015年に広島に入団。存続危機にあったチームを支え、20年のB1昇格に貢献した。2部(B2)時代の2017~18年シーズンに選手兼任監督を務め、今季はコーチ兼主将として、チームをまとめた。クラブはリーダーシップ、指導力を高く評価。チームを熟知し、若手を育成しながら勝利を目指すクラブ方針にも合致していることから、次期監督を託すことを決断した。

 ミリング監督は21年に就任。西地区最下位だったチームを6位に引き上げると、昨季は西地区4位で初のチャンピオンシップ(CS)進出に導いた。

 就任3季目の今季は堅守のチームをつくり上げて快進撃。史上5クラブ目のBリーグ王者に導き、リーグ最優秀監督に輝いた。クラブは多大な功績に感謝しながら、初代監督の佐古賢一氏(現三河シニアプロデューサー)と並ぶ最長の3年を区切りとし、契約更新しない方針を固めていた。

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