水上バイクで釣りに出た男性 故障で漂流 海岸から3.4キロ沖で救助 宮古島を出発も伊良部島沖で

16日午後、沖縄県宮古島市のパイナガマビーチから水上バイクに乗って釣りに出た35歳の男性が、水上バイクの故障で自力航行ができなくなって漂流し、伊良部島の北の海で救助される事故がありました。

男性は友人を通じて118番通報し、出航から約3時間半後に無事救助され、けがや体調不良などはありませんでした。

宮古島海上保安部によりますと男性は東京都在住で、宮古島で自身が所有している水上バイクに乗り、16日の正午ごろパイナガマビーチから1人で水上オートバイに乗って釣りに出発しました。

午後3時頃に戻る予定でしたが、水上バイクの故障で漂流状態となったということです。

通報を受けた宮古島海上保安部が巡視船2隻などで現場に向かい、午後3時35分頃、男性を救助しました。

現場海域の天気は曇りで、風速は7メートルの南風が吹いていました。

男性はライフジャケットを着用していましたが、そのほかはTシャツに、海水パンツ、サンダル姿だったということです。

宮古島海上保安部は、水上バイクで海に出る場合、ライフジャケットだけでなく浮力のあるウェットスーツなども着用するのが望ましいとしています。

またエンジンや燃料の確認など出航前の点検を確実に実施することや、トラブルに備えた救助・連絡体制を確保をしておくよう呼びかけています。

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