夏の高校野球前に審判講習会 美咲で岡山県高野連、90人受講

ストライクゾーンを確認する審判員ら=16日、エイコン

 第106回全国高校野球選手権岡山大会(7月11日開会式、同13日から試合)を前に、岡山県高野連は15、16日、岡山県美咲町のエイコンスタジアムで審判講習会を開き、延べ約90人の審判員が受講して本番に備えた。

 16日は20~70代の45人が参加。打者を立たせて行った投球判定の練習では「大きな声とジェスチャーでわかりやすく」「投手にボールが返ってからカウントをコールしよう」などとベテランが若手に指導。封殺や挟殺プレー時の塁審の位置取りやボークになる投球動作についても確認した。

 2年目で初めて岡山大会に臨む元球児の会社員(32)=倉敷市=は「高校球児の頑張りに応えられるよう、誰が見ても納得できる正確なジャッジを心がけたい」と話した。

 岡山大会は56チーム(58校)が出場し、日程が順調に進めば決勝は7月29日。今月22日に組み合わせ抽選会がある。

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