西川忠志15周年記念公演 ネタつぶされた?島田珠代がクレーム「営業妨害はやめていただきたい」

吉本新喜劇座員の西川忠志(56)とすっちー(52)らが16日、大阪・なんばグランド花月で「吉本新喜劇入団15周年記念公演『感謝』」に出演した。

父・西川きよしや母・西川ヘレン、妹の西川かの子ら西川ファミリーもサプライズ出演。そして新喜劇入団前にドラマで共演し、親交の深い女優・戸田恵子がスナックのママ役で登場し、アンパンマンの替え歌などを披露した。

名古屋出身で子どもの頃から〝吉本新喜劇〟をテレビで見ていたという戸田は「大阪公演で昼間空いている時は、ここに来てずっと見ていたんです。ついにここに立つことができて、こんなにうれしいことはありません」と感謝した。

忠志は7月から始まる吉本新喜劇65周年ツアーについて説明。

「みなさま、それぞれの位置で吉本新喜劇を見ていただければと思います。最後にみなさまのご健勝となんばグランド花月のますますの繁栄そして、吉本新喜劇の発展をお祈りいたしまして幕とさせていただきたい」と締めの言葉を真面目に述べた。

だが、この真面目さが公演中も発揮され、島田珠代や吉田裕のギャグを潰す場面も。これにはすっちーも「(忠志の)真面目でまっすぐな性格も、度を過ぎるとボケになるんやと分かった。してはいけないことがつまった2時間だった」とこぼした。

島田も「営業妨害はやめていただきたい。歴代のツッコミの人の顔が浮かんだ。目の前が緑色になったのは、あの時だった」と忠志に詰め寄っていた。

それでも忠志の真面目ぶりは止まらない。

「吉本新喜劇の偉大さと共に、ひとつの作品を作ることがどれだけ大変なことか15年の節目に自分がやらせていただくことでとてもよく分かり、身にしみました」とコメント。

そして「それを作ったといえど、お客さまにご来場いただかないと何も始まりません。こんなにたくさんのお客さまにご来場いただけたこと、心から感謝します。改めて吉本新喜劇のいち座員として、これからも一つの駒になれるよう、精いっぱい頑張っていく」と真面目に締めくくった。

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