勇壮な舞 観衆魅了 鬼の館 大乗神楽大会【北上】

市内の5団体が勇壮な舞を披露した大乗神楽大会「大乗の会」

 第30回大乗神楽大会「大乗の会」(北上市大乗神楽保存会連絡協議会、市教委主催)は16日、同市和賀町岩崎の市立鬼の館で開かれた。市内の5団体が出演し、約10時間にわたって公演。同館は今年で開館30周年を迎え、出演者が熱のこもった演舞で節目の年に花を添えた。

 同大会は、同館開館と同時に毎年開催しており、同日は上宿和賀神楽、宿大乗神楽、築舘大乗神楽、村崎野大乗神楽、和賀大乗神楽の各保存会の会員約30人が舞台に立ち、愛好者ら約120人が会場に詰め掛けた。

 エントランスホールに舞台を設置。例年は10演目ほどだが、今回は七ツ釜、鐘巻、鬼門、魔王など20演目が繰り広げられた。

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