櫻坂46、2年ぶり東京ドームライブ 圧巻のパフォーマンスで11万人を魅了

櫻坂46「4th ARENA TOUR 2024 新・櫻前線 -Go on back?-IN 東京ドーム」 写真:上山陽介

櫻坂46が15、16日に東京ドームにて「4th ARENA TOUR 2024 新・櫻前線 -Go on back?-IN 東京ドーム」を開催。グループにとって2年ぶりとなる東京ドームライブのチケットはソールドアウト。2日間で合計11万人のBuddies(=櫻坂46ファン)の前で圧巻のパフォーマンスを見せた。

初日となる15日の公演では、休養から5月に活動復帰した小池美波が4曲目の「摩擦係数」でソロダンスで登場。復帰後初ライブの姿を見せた。また、アンコールでは9thシングル「自業自得」のBACKSメンバーによる「9th Single BACKS LIVE!!」が8月23〜25日の3日間、千葉県・幕張イベントホールにて開催することを発表。センターは石森璃花が務めることも伝えられ、石森は自身の思いを語った。

そんな初日公演を経て2日目となる最終日。「Overture」で観客の期待が高まる中、1人で中央ステージに登場したのは山崎天だ。オープニングの音楽が鳴り響く中、ムービーングステージでメインステージへと移動していく。ステージに到着した山崎がコインを投げると、3月のアリーナツアーでは本編ラストで披露していた山崎センターの「何歳の頃に戻りたいのか?」からライブがスタート。観客のボルテージはいきなり最高潮に達した。

その後も山崎センターの「泣かせて Hold me tight!」「恋が絶滅する日」と続くと、メインステージと中央ステージで、森田ひかると山崎が向かい合う形で、2人のダブルセンター曲「摩擦係数」が始まる。間奏では本公演でライブ復帰となる小池が登場し、ソロダンスを披露。久々のパフォーマンスに大きな歓声が上がった。

ここまで4曲、前半ですでに圧倒的なステージを見せつけると、観客からは長い拍手が。MCでキャプテンの松田里奈が「ついにこの日を迎えることができました!」と東京ドームライブの開催に喜びの声を上げたうえで、「そして、小池美波さんが帰ってきました!」と活動復帰した小池を紹介した。ファンから拍手で迎えられた小池は「今本当にすごくすごく元気なんですけど、まだできないこととかゆっくりゆっくりな部分がある」と現状を説明し、「皆さんも普通のこととかができなくなってしまう場合もあると思うんですけど、一緒に頑張っていけたらと思います。よろしくお願いします」とあいさつした。

MC後には、1stシングル「Nobody’s fault」、大園玲センターの「Cool」、森田が信号機の上に登場し、MVの世界を表現した「Dead end」と続く。さらに、守屋麗奈がしなやかに踊る「桜月」、田村保乃がメンバーを“操る”さまを表現したダンスで魅せる「流れ弾」、村山美羽センターの3期生曲「何度 LOVE SONG の歌詞を読み返しただろう」を披露した。

MCを挟んだところで、ユニット曲へ。藤吉夏鈴、中嶋優月、村井優がブラックの衣装で「恋は向いてない」、山崎、小島凪紗、向井純葉がキュートな制服姿で踊る「真夏に何か起きるのかしら」、森田、谷口愛季、山下瞳月が「心の影絵」をクールに見せた。

と、ここでダンサブルなBGMが鳴り響く。華麗なステップでソロダンスを見せたのは武元唯衣だ。グループ内でもダンスのうまさに定評のある武元が、まさにオンステージで観客を魅了すると、8thシングルのBACKSメンバーによる「油を注せ!」を力強くパフォーマンスした。

熱を帯びたパフォーマンスの後に会場は一転。静寂が訪れる。3期生曲「静寂の暴力」が始まったからだ。中央ステージに1人現れた山下が花道を歩いていく。ほかの3期生たちと合流すると、一瞬会場は真っ暗に。彼女たちが踊る足音だけが聞こえてくる。再びステージだけに明かりが灯ると、観客はペンライトを消してパフォーマンスを見守った。

東京ドームの“静寂”を破り、ここからライブは後半戦へ。アリーナツアーではオープニングを飾っていた「マンホールの蓋の上」を皮切りに、「BAN」では間奏でメンバーが表題曲メンバーから、突如BACKSメンバーに変わるというサプライズ演出に驚きの声が上がり、その後も「承認欲求」、「Start over!」と怒とうのパフォーマンスが続く。そして本編ラストには、3期生の山下瞳月がセンターを務める最新の9thシングル「自業自得」をライブ初披露。ノンストップでたたみ掛け、まさに圧巻のパフォーマンス。最高潮の興奮の中で本編を終えた。

声援に応えて再び登場したメンバーは、アンコールで「Anthem time」「ドローン旋回中」「Buddies」を披露し、MCへ。11月23日、24日に昨年と同様、千葉県・ZOZOマリンスタジアムにて「4th YEAR ANNIVERSARY LIVE」を開催することが発表された。2日間の東京ドームライブを振り返った森田は「2年前より成長した姿をお見せできたんじゃないかなと思う」と話し、「改めてBuddiesになってくれてありがとうございます。これからも支え合いながら歩いていけたら」と感謝。また山崎は「この東京ドームでライブができたことがうれしい。でもまだまだ上があると思って私たちは活動しているので、皆さんもその大きな愛で私たちのことをもっともっと応援しほしいですし、一緒にいろんなすてきな景色を見に行けたらと思っています」と語った。

アンコールの最後は「櫻坂の詩」。会場はサクラピンクのサイリウムライト一色となり、キャプテンの松田は「私たちは皆さんとこの時間を過ごすことができて、このステージに立つことができて、本当に幸せでした。私たちにとっても忘れられなくて、すごく大切な時間になりました。皆さんにとってもそんな大切な思い出になっていたらと思います。Buddiesの皆さんのことが本当に大好きです」と感謝を伝え、「以上、櫻坂46でした!」と全員であいさつ。櫻坂46にとって2回目の東京ドームライブは幕を閉じた。

櫻坂46「4th ARENA TOUR 2024 新・櫻前線 -Go on back?-IN 東京ドーム」15日、16日のセットリストは以下の通り。

Overture

1.何歳の頃に戻りたいのか?

2.泣かせて Hold me tight!

3.恋が絶滅する日

4.摩擦係数

5.Nobody’s fault

6.Cool

7.Dead end

8.桜月

9.流れ弾

10.何度 LOVE SONG の歌詞を読み返しただろう

11.恋は向いてない

12.真夏に何か起きるのかしら

13.心の影絵

14.油を注せ!

15.静寂の暴力

16.マンホールの蓋の上

17.BAN

18.承認欲求

19.Start over!

20.自業自得

<アンコール>

1.Anthem time、ドローン旋回中

2.Buddies

3.櫻坂の詩

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