人気ドラマの主演、“ギャラ格差”を明かす「男性役者の方が高かった」

米国人気ドラマ『プリティ・リトル・ライアーズ』のサーシャ・ピーターズが、同作のキャスト間の賃金格差について言及した。

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主役の5人。左から、俳優のルーシー・ヘイル、トローヤン・ベリサリオ、サーシャ・ピーターズ、シェイ・ミッチェル、アシュレイ・ベンソン。

『プリティ・リトル・ライアーズ』は、ある高校で起きた少女の失踪事件を皮切りに、5人の女子高校生の秘密が明かされていくミステリードラマ。

2010年に放送が開始されてから、放送終了した2017年まで、7年にも渡り視聴者を魅了してきた。

ピーターズは12歳で同作に出演し、メインキャラクター5人のリーダー、アリソン・ディローレンティス役を演じた。

同作のタミン・サーソクとリンゼイ・ショウが司会を務めるポッドキャスト番組『プリティ・リトル・ライアーズ:トゥルークライム』に登場したピーターズは、キャスト間の賃金格差について、次のように語った。

「当初、1話あたりのギャラは男性役者の方が高かった」

「自分のマネージャーやエージェント、弁護士、税金、そして、広報担当者に5000ドル(約80万円)に支払ったら、手元に残るのは元の給料の30%程度です。だからもっと出演料が必要だったし、そのために交渉をしなくてはいけなかった」

女性出演者達が、初めて出演料の交渉をしたのは、撮影開始の2009年から4年が経過した2013年。シーズン4が公開されてからだったという。

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ピーターズの告白に、視聴者からさまざまな反響が寄せられた。

ハリウッドを中心とする米国エンタメ業界では、過去に性的マイノリティの俳優に対する賃金格差 女性俳優に対する出演料の格差 などが問題視されてきた。

役の重要度の差や俳優個人の知名度の差を理由に、出演料に差をつけるケースもある。

同作のメインキャストだったピーターズの訴えに、SNSでは「“女性だから”という理由だけで、出演料が低くなったのではないか」という声が上がっている。

💬「信じられない...。女の子の世界を描いた作品で、主役の役は女性が演じていたのに。意味がわからない」

💬「男性の出演者は、このドラマ内で本当にちょっとの時間しか出ていないのに。彼女たちよりも、多く稼いでいたのは衝撃的!」

💬「彼女たちがメインのドラマなのに、男性役者の方が出演料を多く貰っていたってどういうこと?納得できない」

ポッドキャスト番組『プリティ・リトル・ライアーズ:トゥルークライム』(英語)の視聴は、こちらから。

この記事は英語 から翻訳・編集しました。編集:清水和華子

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