元フィギュア世界王者・高橋大輔さん映画初出演! 地元・倉敷舞台で学芸員役「新たな挑戦」「不安も多々」

 映画初出演が決まった高橋大輔さん

 フィギュアスケートの元世界王者、高橋大輔さん(38)が、故郷・岡山県倉敷市を舞台にした映画「蔵のある街」(2025年完成予定)で、映画初出演を果たすことが16日、分かった。

 氷上で数々の名演技を見せてきた高橋さんが、俳優としてカメラの前に立つ。未知のステージでの演技に「スケートを始めて30年という節目の年に、また新たな挑戦をさせていただくことになりました」と意欲を見せつつ、「映画のお芝居ということで不安も多々あります」と初めて挑むステージへの率直な思いを口にした。

 作品は倉敷美観地区を舞台に、思いを寄せる幼なじみとの約束を叶えるため、花火の打ち上げに奔走する高校生の姿を描く。倉敷出身で数多くの山田洋次監督作品で脚本、助監督を務めてきた平松恵美子氏がメガホンを取る。

 「新しい自分を発見できるチャンス」と出演を決めた高橋さんが演じるのは、高校生たちの相談相手となる美術館の学芸員。「なにより、僕のルーツである『倉敷』が舞台ということで、とてもご縁を感じております。ご覧いただく皆様の活力となる作品を目指してまいります」と決意を語った。

 共演には倉敷出身のMEGUMI、前野朋哉らに加え、林家正蔵、橋爪功らベテラン勢も名を連ねた。

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