車窓から一面黄金色の麦畑を一望できる高速鉄道―中国

中国の北方エリアは現在、小麦の収穫期を迎えており、一方の南方エリアは田植えの時期を迎えている。

中国の北方エリアは現在、小麦の収穫期を迎えており、一方の南方エリアは田植えの時期を迎えている。高速列車に乗って、陝西省の華山北駅を通過すると、車窓の外には美しい黄金色に染まった麦畑が一面に広がっているほか、中国五大名山の一つとして、西岳とも呼ばれる華山の起伏に富んだ山々が連なる雄大な景色を一望することもできる。

黄金色に染まった麦畑は、華山北駅から西に2キロ離れた場所にある。麦畑に立つと、高速列車が畑の真ん中を通過し、その向こうには山々が連なり、そよ風に揺られる小麦が、青空や白い雲、木々が青々と茂る山と「競演」する、のどかで絵に描いたような絶景を楽しむことができる。

列車から華山の写真を撮影する場合、絶好の撮影スポットは、鄭西高速鉄道(河南省鄭州市-陝西省西安市)の華山北駅近くで、列車が駅に入る、または駅から出る時が、シャッターチャンスだ。

華山北駅は、陝西省と山西省、河南省が交わる陝西省華陰市内にあり、西北エリア、華北エリア、中原エリアに住む人々にとっては、3省を往来する重要な交通ハブとなっている。北京や鄭州、蘭州、西安から、華山北駅に直接向かう列車が出ており、平均8分に1本の間隔で高速列車が華山北駅を出入りしている。

毎年4月から10月にかけて、華山は観光シーズンを迎える。24時間一般公開されている山岳型景勝地である華山には大勢の登山客や観光客がやって来る。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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