オーストラリア人が「完全に異次元」と衝撃 初めての日本で母国と比べて驚いたこととは

オーストラリア人の(左から)クリスさんとアラーナさん【写真:Hint-Pot編集部】

長い歴史や伝統、文化など、多くの魅力で外国人観光客を引き寄せている日本。たくさんの見どころやグルメを楽しむのに、いくら時間があっても足りません。初めて訪日したオーストラリア人カップルは、そんな日本で時間を有効活用できる状況に衝撃を受けたようです。いったい、どんなことに驚いたのでしょうか。

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初めての日本に大興奮 歩きながら観光を満喫

人生の節目をお祝いするために、オーストラリアから初めて日本に訪れたクリスさんとアラーナさん。以前から、日本に行きたいと思っていたクリスさんの誕生日を祝うため、アラーナさんが「ちょっとしたサプライズ」として今回の旅行を企画したそう。2週間の滞在で、東京、大阪、京都のほか、天気が良ければ富士山を見に行く予定です。

クリスさんのために旅をアレンジしましたが、アラーナさんも「とにかく何もかもがオーストラリアと違って、完全に異次元」といい、日本をとても気に入った様子。

「街はきれいで、人もフレンドリーで親切。そして、なによりも見るもの、ショッピングするものが、たくさんありすぎなの!」と絶賛します。

また、母国では普段、車が移動手段の中心で歩くことが少ないのだとか。しかし、日本は公共交通機関が発達。観光を満喫するなかで「たくさん歩いているわ」と話し、楽しいエクササイズと感じているようです。

母国で暮らすエリアとの違いを実感 「便利で素晴らしい」

アラーナさんが「完全に異次元」と母国との違いを感じたのは、街の美しさや人の温かさ、観光地としての魅力だけではありません。普段の生活と東京を比較し、日本のほうが充実していると感じたことがあるといいます。

「とくに夜。私たちが住んでいるエリアはだいたい、お店が午後9時には閉まってしまうの。でも東京などだと、夜中もずっと営業していたりするでしょう? 24時間営業だったりもする。それには本当に驚き! 私たちにとっては、とても便利で素晴らしいと思うわ」

海外では、地下鉄などが24時間営業している都市がある一方で、小売店や飲食店の営業時間は限られているケースも。日本のように24時間、コンビニエンスストアなどで買い物ができたり、飲食店でできたてのおいしい食事が提供されたりする国は、そう多くありません。

人手不足などの課題もありますが、日本人の生活の便利さを支えてくれている深夜営業や24時間営業。日常生活に欠かせないだけでなく、短い滞在期間で時間を有効活用したい外国人観光客にとっても、ありがたい存在です。また、こうした営業形態が成り立っている背景には、治安が良く、夜でも出歩ける環境があるからこそといえます。

限られた滞在期間ですが、日本の素晴らしさを感じているアラーナさんたち。いろいろな街を観光しながら、夜もショッピングや日本のおいしい食事を楽しんでほしいですね。

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