“戻ってきた”EUROの舞台で初ゴール!…エリクセンが喜び語る「チームに貢献できて嬉しい」

デンマーク代表MFクリスティアン・エリクセン(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)が、EURO2024初戦のスロベニア戦を振り返った。16日、欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』が伝えている。

2大会連続10度目のEURO出場となったデンマークは、現地時間16日に行われたグループC初戦でスロベニアと対戦。序盤から主導権を握ると、17分に右サイドからのスローインを起点に、ボックス内へ走り込んだエリクセンがネットを揺らし先制に成功する。しかし、追加点を奪えずにいると、77分にCKのこぼれ球を拾ったエリック・ヤンザに強烈なシュートを叩き込まれ同点に。試合は1-1で終了し、両チームが勝ち点「1」を分け合う結果となった。

前回大会は初戦のフィンランド戦の試合中に一時的な心停止に陥ったエリクセン。ピッチ上での心配蘇生措置や医療機関での治療、植え込み型除細動器の設置を経て、約8カ月後にピッチへ帰還。そして戻ってきたEUROの舞台で記念すべき自身の大会初ゴールをマークした。UEFA選出のプレーヤー・オブ・ザ・マッチにも輝いたエリクセンは、試合を次のように振り返っている。

「今回のEUROは前回と全く違うストーリーになっている。幸運なことに、あれからかなりの試合を経験してきた。試合に臨む自信が持てるようになったし、プレーできているだけでも幸せだよ。そして、EUROでプレーするのはいつも特別なことなんだ。EUROでゴールを決めたことがなかったからとても嬉しかったよ。頭の中はサッカーのことばかりだった。ゴールを決めてチームに貢献できて嬉しかったよ」

デンマークは20日の次節で優勝候補筆頭との呼び声高いイングランド代表と対戦する。

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