復帰戦のリリア・ヴが優勝 8位の古江彩佳は「悔しい一日」 渋野日向子41位

古江彩佳は今季8度目のトップ10で終えた(撮影/亀山泰宏)

◇米国女子◇マイヤーLPGAクラシック for Simply Give 最終日(16日)◇ブライズフィールドCC(ミシガン州)◇6556yd(パー72)

通算16アンダーで首位に並んだリリア・ヴ、レキシー・トンプソン、グレース・キム(オーストラリア)によるプレーオフに突入。18番(パー5)の繰り返しで行われた3ホール目にヴが唯一バーディとし、今季初優勝を飾った。2023年11月「アニカ driven by ゲインブリッジ」以来となるツアー通算5勝目。

世界ランキング2位のヴは腰の故障により今年3月からツアーを離脱し、約3カ月ぶりとなる復帰戦だった。8打差で迎えた最終日に7バーディ、ノーボギーの「65」をマークし、首位に並んで3人によるプレーオフに進出。3ホール目に1.5mのバーディパットを沈めて決着をつけた。

キムは5打差の単独首位から「73」とスコアを落とし、逃げ切りに失敗してツアー2勝目ならず。今季限りでの引退を表明しているトンプソンは5年ぶりのタイトルを惜しくも逃した。

19位スタートの古江彩佳は4バーディ、ノーボギーの「68」でプレーし、日本勢最高位となる通算12アンダーの8位でホールアウト。出場4試合連続、今季8度目のトップ10に入り4日間を終えた。

「風も強い中でノーボギーで上がれたのはいいプレー。チャンスを逃したところもあったので悔しい一日でもあったのかな」とラウンドを振り返った古江。「毎日アンダーで回れたことは褒めたい。上がり方は良かったので、来週につなげているように」と総括し、次週のメジャー第3戦「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」(ワシントン州サハリーCC)を見据えた。

14位から出た西村優菜は6バーディ、4ボギー1ダブルボギーの「72」とし、通算9アンダーの25位に後退した。

西郷真央は47位から3バーディ、ノーボギーの「69」で通算7アンダー34位。渋野日向子は33位から2バーディ、3ボギー、連日の「73」と週末にスコアを落とし、通算5アンダーの41位で終えた。

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