「人からほめられた!」どんなリアクションが正解?←全肯定派も “ほめられ”エピソード多数

人からほめられるというのは、いくつになってもうれしいもの。人は、ほめられることで仕事のモチベーションや生産性が向上するほか、ストレスの緩和、ひらめきが起こりやすくなるなど、さまざまなポジティブな効果があると判明しているのだそう。

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シンガーソングライターの近藤夏子さんとラジオDJのタケモトコウジさんが担当するラジオ番組で、「褒められたエピソード」についてメッセージを募集しました。

「常日頃から自分で自分のことをほめている」という近藤さん。一方で、人からほめられることも多いものの、“ほめられたときにどのようなリアクションをするか”を迷うのだそう。

ほめられた際、謙遜(けんそん)する人も多いですが、近藤さんは「謙遜は一切しない」とコメント。その真意として、「ほめられているのに謙遜するのは相手にも失礼にあたると思うので、すべて受け入れています」と話し、ほめ言葉を受け入れることで自己肯定感を高めているのだといいます。

「たとえば『かわいいね』とほめられたら、『そうなんですよ! 私、かわいいんです! ありがとうございます〜』と言いますもん」と堂々と話す近藤さんに対し、タケモトさんは「いやいや、『ありがとうございます』だけでいいやん!」と思わずツッコみ。

返し方によっては嫌味に聞こえるかもしれませんが、相手から「自分で言うなよ!」とツッコミが返ってくることで場が盛り上がることもあるため、これもひとつのテクニックといえそうです。

子ども時代に比べると機会は少なくなるものの、ほめられるとやはりうれしいもの。リスナーからもさまざまなメールが寄せられました。

ある女性リスナーは、トップにパーマをあて、後ろ側と左右をツーブロックにしている髪型をほめられたそう。女性からは「かっこいいね、よく似合ってる」、男性からは「イカしてんな、その頭」「パンチのきいた髪型やな」と言われるそうですが、「ほめられているのか、けなされているのか……。良いほうにとっておきます(笑)」と、疑いつつも素直に喜ぶことにしているといいます。

「YouTube動画をほめられた」というリスナーも。昨年末から趣味の一環としてはじめたYouTubeへの動画投稿で、最近はコメントをもらえるように。「たとえお世辞でも、『素晴らしい』『とても気に入りました』とおほめのコメントをもらえるとうれしいもんですね。そんなコメントが、次の動画制作の励みになっています」と喜びの声が寄せられました。

メッセージを読み上げた近藤さんは「励みになっているなら良い」としつつも、このようなアドバイスも送りました。

「SNSのコメントは顔が見えない人からの言葉だから、ほめ言葉だけを受け取るようにしてください。(動画投稿を)していくうちに貶(けな)すようなコメントをする人も出てくるかもしれないですけど、そういう誹謗中傷のコメントを真に受けるとつらくなってしまうので」(近藤さん)

ほかに、「YouTubeに助けられた」というリスナーもいました。

「母親が使っている扇風機のリモコンが壊れたのですが、古い機種だったためメーカーに注文することもできず。仕方なく、YouTubeの『リモコンの修理の仕方』という動画を見ながら修理したところ、無事成功し、母親からは大変ほめられました」

電車に乗っていた際、小さい子どもを連れた親子に席をゆずってあげたところ、母親から「すみません。ありがとうございます」ととても感謝されたリスナーも。

「一緒に乗っていた友人の子どもから『えらいえらい!』と頭をポンポンされて、めっちゃキュンキュンしました。大人になってからほめられることはあまりなかったりするので、うれしかったです!」というほっこりエピソードに、スタジオの空気もなごみました。

「たしかに、大人になるとほめられることは少なくなっているかもしれない」と振り返ったタケモトさんの言葉に、近藤さんは「人がほめられた話を聞くのもいいよね。ほめられると自己肯定感が上がるし、ほめられたことは素直に受けとって喜びたいね」とうなずきました。

※ラジオ関西『Clip月曜日』2024年5月13日放送回より

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