踏切内で車立ち往生、運転手不在 二本松、事故不申告の疑いも

踏切ガードに衝突した乗用車=16日午前11時25分ごろ、二本松市長命

 16日午前9時55分ごろ、二本松市長命のJR東北線象目田踏切で、下り貨物列車の運転士が踏切内で乗用車が立ち往生しているのを確認した。運転士が列車から降りて乗用車を確認したが運転手はいなかった。二本松署によると、乗用車は踏切ガードに衝突していた。同署は運転手が事故を起こしたのに申告しなかったことから道交法違反(事故不申告)の疑いもあるとみて捜査している。

 JR東日本福島支店と同署によると、同署員らが周辺を捜索したが運転手は見つからず、レッカー車を手配して乗用車を踏切の外に移動した。

 上下線で運休や遅れ

 事故の影響で東北線は上下線で計4本が運休、計2本に最大2時間20分の遅れが出て、約千人に影響した。

© 福島民友新聞株式会社