厚木市 全国トップレベルを狙う 2チームの7人が大会へ 厚木市・愛川町・清川村

NP神奈川の3人とSelfishの4人

ダイハツ全国小学生ABCバドミントン大会県予選が、4月21日と5月6日に川崎市で開かれ、厚木市で活動する2チームから7人の選手が8月の全国大会(岐阜県)に出場する。選手たちは上を目指し、厚木での週5〜6回の練習に県内外の遠方から通う。目標は全国出場だけでなく全国トップレベルでの活躍を視野に入れている。

みずから動く負荷を上げる

県大会の男子A(5・6年)で優勝したSelfishの上野央裕さんは、飯山小の6年生。真面目な性格で練習も自主的に動きなどの負荷を上げて取り組んできた。女子A優勝の奥村花凜さん(藤沢市・小6)は昨年の同大会県2位。指導内容をしっかり吸収して取り組み成果につなげた。古賀海奈さんは埼玉県から厚木に通う5年生。昨年の同全国大会で3位に食い込み、推薦選手として出場する。県男子C(1・2年生)優勝の折笠煌太さん(横須賀市・小2)は奥村さんや古賀さんと同様、攻撃が上手くスマッシュやカットで相手を崩し勝つタイプ。

4人が所属するチームの代表・田中徹さん(厚木市在住)は元U-16ナショナルチームでコーチを務めた。チーム名のセルフィッシュには「自己中心」という意味だけではない。「自主的に言われなくても頑張れるという意味もある。海外でも活躍するなら大切な考え方」と田中代表は話す。

NP神奈川の松本玲奈さん(町田市・小3)は、昨年の同大会のCクラスの全国覇者。今年は推薦で出場する。しなやかな身体をうまく使い、相手を追い込みスマッシュで決めるのが得意。県女子B(3・4年)優勝の道越乃逢さん(平塚市・小4)は、2年前に全国に出場した経験があり、仮に失点しても粘り強く食らいつく選手。県女子C優勝の臼井綾音さんは地元厚木市の依知南小2年生。週6回の練習にも根気よく通い、力尽きるまで練習する。積み重ねが、県トップの成果に結び付いた。

チーム名のNP神奈川は「ナショナルぱんだ」の略。パンダに似ているという二村直樹代表によると「神奈川から世界へ」という願いが込められているという。練習では県外遠征などにも精力的に取り組んでいる。

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