イスラエル軍がガザ地区南部の幹線道路での軍事活動を一時停止と発表 国防相は戦闘の一時停止把握なし・政府も措置を承認せず

イスラエル軍は16日、人道支援物資の搬入を増やすため、ガザ地区南部の幹線道路で軍事活動を一時停止したと発表しました。

イスラエル軍の発表によりますと、軍事活動の一時停止は15日から午前8時から午後7時までの11時間、物資の搬入経路となっている南部ケレム・シャローム検問所からハンユニスにつながる幹線道路沿いで行われています。

イスラエル軍は、国際司法裁判所がガザ地区への支援物資を増やすよう命じたことなどを受けた措置だとしています。

一方で地元メディアによると、ガラント国防相が戦闘の一時停止を聞いていないほか、政府も今回の措置を承認していないとして、実際に戦闘の一時停止が行われているかは不明です。

UNRWA=国連パレスチナ難民救済機関は15日、「5万人以上の子どもが栄養不良で治療を必要としている」と食糧不足の深刻さを訴えています。

© FNNプライムオンライン