食べられるサクラに興味津々 親子らが葉の収穫を体験、香りかぎ丁寧に摘む 京都府与謝野町

オオシマザクラの葉を丁寧に摘み取る親子(京都府与謝野町下山田)

 食用のオオシマザクラが栽培されている京都府与謝野町下山田の農地で、桜葉の収穫体験会が開かれた。参加者は葉の大きさを確認したり、香りをかいだりしながら1枚ずつ丁寧に摘み取り、出荷の過程への理解を深めた。

 食用の桜を扱う合同会社「京都よさの百商一気」と、町観光協会が催し、町内や京都府京丹後市などから24人が参加した。

 代表社員の小長谷建さん(72)が「出荷に適しているのは、葉の長さが15~20センチのもの。小さかったり穴があったりする葉は残して」と説明した。参加者は大きさの目安を示したシートを持ち、高さ1.2メートルほどの木に手をのばして葉をバケツに摘み入れ、1時間半で約2.5キロを収穫した。

 同市網野町の参加者(50)は「木が想像よりも小さく驚いた。葉が柔らかくて、子どもと作業を楽しめた」と喜んでいた。

© 株式会社京都新聞社