山口真由氏、都知事選に向け「さすがに駆け引きが多すぎる」とうんざり「公約の公表も遅い」

 山口真由氏

 信州大学特任教授の山口真由氏が17日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」で、都知事選挙について「さすがに駆け引きが多すぎると思う」との感想を述べた。

 この日は7月7日投開票の都知事選について特集。14日には小池百合子知事、立候補を表明した蓮舫氏がそれぞれ同時刻に会見を行うなど、すでに戦いは始まっている様子。

 これに山口氏は「さすがに駆け引きが多すぎると思います。同じ時間に(会見を)ぶつけてくるとか」とうんざりした表情。「まとめ力とか、トップダウンとか、人物評価じゃないですか。イメージじゃないですか。違うんだと。東京を、日本の首都をどうしていくかビジョンが見たいのに、公約の公表が遅い」と断じた。

 公示されれば公約も「テレビだってそんなにちゃんと扱うのが難しいから、その前に議論出尽くさないと」とも語り「私は争点を立てた方が有利だと思うから、挑戦者がたてるべきだと思う」とも指摘。

 「小池さんの都政にこだわる必要もない」ともいい、「潜在的だけど我々が問題にしていることはいっぱいあると思う。それを出せばいいのに、メディアにどう映るかとか、イメージ、フワッとした…それってどうなんだろう」との思いも語っていた。

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