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国の天然記念物である紀州犬の保存と繁殖を進めようと、三重県松阪市で16日に審査会が行われました。
紀伊半島で狩猟犬として飼われてきた紀州犬は、中型で立った耳とくるりと巻かれた尻尾が特徴で、国の天然記念物に指定されています。
現在では数が減っていることから、三重県教育委員会は毎年紀州犬の審査会を開き、保存の必要性が認められた紀州犬は優良犬として登録されます。
今回は4頭の紀州犬が審査会に参加し、大きさや耳の形、毛並みなど12項目について評価されました。
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審査に訪れた飼い主が「人懐っこい犬なので紀州犬を多くの人に知ってほしい」と呼びかけると、審査を行った県教育委員会の担当者は「今年は紀州犬が国の天然記念物に指定されて90周年。純粋な犬種を保存していくのは大変なので、みんなが一丸となって広く継承されていければ」と話していました。
審査の結果、4頭とも優良な紀州犬として登録されました。