「光る君へ」宣孝でも周明でもない ネットは「もう乙丸と結婚しなよ」の猛プッシュ 結婚しない理由にジーン

 吉高由里子

 16日に放送されたNHK大河ドラマ「光る君へ」では、まひろ(吉高由里子)を思う乙丸(矢部太郎)の決意が明らかに。ネットでは、もう藤原宣孝(佐々木蔵之介)でも、周明(松下洸平)でもなく、「乙丸と」との声も上がった。

 この日の「光る君へ」では、宣孝から「ありのままのお前をまるごと引き受ける」と忘れられぬ人がいても構わないと求婚されたまひろに、周明までもが「一緒に宋に行こう」と求婚する。

 だが周明は、まひろが道長(柄本佑)と知り合いだと知ったことから、利用しようと考えていただけ。まひろは「抱きしめられればわかる」と、本当は自分のことが好きではないと周明に言うと、周明は激高し、割った壺のかけらでまひろを脅し、道長へ手紙をかけと脅す。まひろは「気安く死ぬなどと言わないで」と気丈に言い、周明は宋は日本を見下している、つまらぬ夢を持つな、とまひろに告げて部屋を出て行く。

 その夜、乙丸が夕飯を食べなかったまひろを心配して声をかける。するとまひろは突然「お前はなぜ、妻を持たないの?」と聞く。「ええ!」と驚く乙丸は「なぜそのようなことを」と逆質問。まひろは「ただ聞いてみたかったの。もういいわ」と答えを求めなかったが、乙丸は「妻を持とうにも、身一つしかありませんし、あの時、私は何もできませんでしたので」と話し始める。

 「北の方様がお亡くなりになったとき、私は何も…。せめて姫様だけはお守りしようとお誓いしました。それだけで日々、精一杯でございます」と、まひろの母が殺された後の決意を初めて述べる。

 まひろは「そんなことを考えていたの…」と驚き「こんなにずっと近くにいるのに、分からないことばかり。私はまだ何もわかってないのよ」と、乙丸の優しさに感謝する。

 この乙丸の告白にネットも感激。「乙丸の思いには全私が泣いた」「乙丸が一番誠実で信用できるから、結婚したらいいのに」「もう乙丸と結婚しなよ」「ここまでいろいろあったけど乙丸と結婚するのが一番ええと思うおばちゃんは」など、乙丸との結婚を推す声が複数上がっていた。

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