コロナ禍回復、純利益過去最高 ホテルプラザ勝川 24年3月期

 【尾東】ホテルプラザ勝川(本社春日井市松新町、瀧本広男社長)は14日、同ホテルで株主総会を開催し、2024年3月期の決算を発表した。

 売上高は前期比21.3%増の9億7500万円。利益面は、営業損益が3700万円、経常損益が3700万円、純損益は過去最高の3700万円で、いずれも黒字化した。

 コロナ禍で需要が落ち込んでいた宴会部門が、前期比52%増の4億5900万円と回復。会議宴会の売り上げ強化や貸し出し備品の料金見直しなどが奏功した。

 平均客室稼働率は2.5ポイント改善の87.6%だった。コロナの5類移行後に開催された行事や大会などの団体予約が好調に推移した。

 また同日、親会社で第三セクターの勝川開発(本社同市鳥居松町、石黒直樹社長)も株主総会を開き、24年3月期の決算を発表した。売上高は12.5%増の4億9300万円。純利益は、改装費用や減価償却費の増加などで18.3%減の4千万円となり、増収減益だった。

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