6月に「友人の結婚式」が多く、ご祝儀の出費がキツいです。「1万円」はさすがに避けるべきでしょうか…?

6月に結婚式を挙げる人は多いの?

実際に6月に結婚式を挙げる人はどのくらいの割合なのかを見ていきましょう。ゼクシィの調査によると、各月の挙式組数の割合は図表1の通りです。

図表1

ゼクシィ 【ジューンブライド】6月に結婚すると幸せになれる? 由来や魅力を解明! より筆者作成

一番挙式が多い月は10月で、次いで11月、5月、9月、4月、6月という順番になっており、6番目に多い結果となっています。結婚式は気候のいい春や秋が人気となっており、6月は雨の心配があるため挙式する人が少ないと思われる人もいるかもしれません。

ただ、6番目に挙式数が多いことから、ジューンブライドにあやかって6月に結婚式を挙げたいという人も一定数いることが分かります。

友人の結婚式に出る際のご祝儀の平均額とは?

次に、友人の結婚式に出席する際のご祝儀の平均額を見ていきましょう。一般社団法人 全日本冠婚葬祭互助協会の令和5年度「祝儀(結婚祝い)等に関するアンケート調査」によると、友人の結婚式に参加する場合のご祝儀の平均額は「3万960円」となっています。友人に対するご祝儀額の割合は以下の通りです。

__・3万円:83\.4%
・5万円以上:6.7%
・その他:6.6%
・2万円:3.3%__

友人の結婚式で5万円以上渡している人もいますが、やはり「友人の結婚式のご祝儀は3万円渡すのが一般的」だと言えるでしょう。

結婚式でゲスト1人にかかる費用とは?

友人の結婚式のご祝儀は一般的に3万円とされていますが、実際に結婚式ではゲスト1人当たりどのくらいの費用がかかっているのか気になる人もいるでしょう。「ゼクシィ結婚トレンド調査2023 首都圏版」によると、ゲスト1人当たりの料理・飲み物費用と引き出物にかかる平均額は図表2の通りです。

図表2

株式会社リクルート ゼクシィ結婚トレンド調査2023 首都圏を基に筆者作成

料理・飲み物と引き出物にかかる費用を合計すると2万7800円となり、3万円のご祝儀とほぼ同じ金額となります。

さらに、結婚式ではゲストをもてなすための会場の飾りつけや座席表、メニュー表、帰る際に渡すプチギフトなど、さまざまな費用がかかっていることを考えると、ゲスト一人に対して3万円以上かかっている可能性が高いと言えます。

もしご祝儀を1万円にした場合、新郎新婦の負担が大きくなります。結婚式にかかる費用を鑑みると、「ご祝儀1万円」は避けたほうがよいでしょう。

結婚式1人当たりに対してかかる費用を考えてご祝儀額を決めよう

友人の結婚式で渡すご祝儀の金額は、アンケート結果においても3万円が全体の83%を占めていることから、3万円を包むのが望ましいと言えます。また、結婚式においてゲスト一人当たりにかかる費用は、食事や引き出物だけで約3万円かかることも念頭に置き、新郎新婦の負担にならない金額を包むのがいいでしょう。

出典

ゼクシィ 【ジューンブライド】6月に結婚すると幸せになれる?由来や魅力を解明!
株式会社リクルート ゼクシィ結婚トレンド調査2023 首都圏版
一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会 「祝儀(結婚祝い)等に関するアンケート調査(令和5年度)」

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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