漫画形式で元患者実体験も紹介 ハンセン病に正しい理解と認識を 岡山県庁でパネル展【岡山】

6月22日の「らい予防法による被害者の名誉回復及び追悼の日」に合わせ、ハンセン病について理解を深めてもらおうというパネル展が岡山県庁で開かれています。

このパネル展はハンセン病について正しい理解を深め偏見や差別の解消を図ろうと6月22日の「らい予防法による被害者の名誉回復及び追悼の日」にあわせて毎年開かれているものです。

会場には感染症による差別を繰り返さないようにとハンセン病問題の歴史を紹介するパネルやパンフレットなど約40点が展示されています。

展示物の1つ、2人の元患者の実体験を漫画形式で紹介したパネルは、ハンセン病への誤った考えや人権侵害の実態が記されています。

(岡山県疾病感染症対策課 藤田利宏総括副参事)
「ハンセン病という感染症に関する人権問題が今まであったということを知ってもらい差別偏見についてこれから無くすにはどうすればいいのかを考えてもらうきっかけにしてもらえれば」

パネル展は6月28日まで岡山県庁で開かれています。

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