岡田准一、共演者加入の個人会社“らしい目的”に注目 松本潤会社のマネー路線には不安の声も…際立つ個性

岡田准一、松本潤(嵐)(C)ピンズバNEWS

俳優で元V6の岡田准一(43)が設立した個人会社・AISTONの公式サイトが6月16日までに更新され、俳優の植木祥平(41)が加入したことが発表された。

岡田も自身のX(旧ツイッター)を更新し、《俳優の植木祥平さんをAISTONの仲間として応援させていただく事になりました。クリエイティブに向かって生きたいという彼の覚悟を応援します。植木祥平をよろしくお願いします》と報告。

植木はAISTONの公式サイトで《心を強く、豊かに、人に優しく。役者である前に、「人」としての在り方を、自分らしくいることの大切さを、教えてくださったのが、岡田准一さんです。僕にとって、お芝居の先輩であり、柔術の師であり、時には本当の兄弟のような岡田さんに、この度の、素晴らしいご縁をいただきました》と綴っている。

岡山県出身の植木は2002年に劇団竜星群で俳優活動を開始。退団後は鈴木砂羽(51)の付き人を2年間務め、ドラマ、映画、舞台などに出演。岡田とは2014年のNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』で共演。岡田演じる主人公・黒田官兵衛の弟・黒田兵庫助役を演じた。公式サイトの特技欄には岡田と同じ「ブラジリアン柔術(紫帯)」と記されている。

岡田は23年11月をもって旧ジャニーズ事務所を独立。ジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題を受け、岡田以外にも嵐・二宮和也(41)、松本潤(40)、風間俊介(41)、生田斗真(39)、KinKi Kids・堂本剛(45)が独立しているが、立ち上げた自分の会社に他のタレントを所属させるのは初めてのケースとなった。

岡田は今後も拡大路線を取るようで、Xで《近日中にAISTONは新しい仲間を募集する応募フォームを出します。共にクリエイティブに向き合いたい方、役者、製作者、アーティスト、など、ジャンルを問わずマネージメントを求める方々。ご準備を願います》と綴っている。

「岡田さんは俳優やタレントだけではなく、製作者やアーティストと連携して映像業界や映画界に貢献できる仕事やプロジェクトをやろうとしているのではないでしょうか。岡田さんはXでも美術チームや製作スタッフの活動を積極的に紹介していますからね」(ワイドショー関係者)

岡田は日本を代表するアクション俳優という地位を築き、一軒家の自宅の地下室に道場を設置して武術や格闘技に取り組んでいる。ジークンドー、カリ(フィリピンの伝統武術)、USA修斗など複数の格闘技の師範資格を保有し、主演映画『燃えよ剣』(21年10月)では殺陣の指導も兼任したほど。

「ライフワークにしているブラジリアン柔術では一番上の黒帯に次ぐ茶帯ですからね。個人会社に加入した植木さんも柔術仲間。『軍師官兵衛』での共演もそうですが、柔術を通じて親交を深めたのではないでしょうか。個人事務所『AISTON』の登記簿にも岡田さんらしい項目がありますし、その志がうかがえます」(前同)

■「岡田准一個人事務所」の登記簿にある“らしさ”

2023年10月20日に設立されたAISTONの発行済株式の総数は500株、資本金は500万円、代表取締役には岡田自身が就いている。

その目的欄には「芸能タレント、俳優、芸術家、音楽家、アスリート等の育成、マネージメント及びプロモート業」「映画、テレビ番組、ラジオ番組及びCM等の企画、制作、撮影、編集、配給及び販売業」「スポーツジム及び格闘技道場等の企画及び運営業」「各種アパレル製品、スポーツ用品及びその他各種物品の企画、デザイン、製造、販売、通信販売及び輸出入業」といった記載がある。

「タレントや俳優だけではなく、アスリートの育成とあるのもそうですし、『スポーツジム及び格闘技道場等の企画及び運営業』という項目からも、岡田さんがスポーツ、格闘技、そこに付随してくるアクションなどを重視していることがうかがえます。将来的には格闘技ジムの経営もしていきそうですよね。

ジャニー氏の加害問題で旧ジャニーズ事務所から独立するタレントが続出しましたが、岡田さんをはじめ、それぞれの個人事務所の登記簿の目的欄からはタレントの個性が垣間見えます。ただ、嵐・松本さんの新会社の目的欄には心配する声も出ていましたね」(前出のワイドショー関係者)

松本は6月1日にインスタグラムを更新し、《本日6月1日、独立して初仕事をしてきました。MJC Inc.という会社を立ち上げ、また、ホームページを作りました。これから一歩ずつ、進んでいこうと思います。まずは舞台の稽古、頑張っていこうと思います。引き続き宜しくお願い致します!!》と、新会社を設立したことを報告した。

「今年の5月16日設立の『株式会社MJC』の登記簿の目的欄には『仮想通貨の企画、開発、発行、売買、仲介、斡旋、管理及び投資運用』という記載があるんです。

仮想通貨への投資や取引は今や当たり前になりましたが、過去、芸能人が関わったところだとトラブルになったこともありますからね……。プロダクション関係者からは“松潤、大丈夫かな?”と心配する声も出ていましたね」(前同)

■「松潤新会社」目的欄の「仮想通貨」には心配の声も

仮想通貨を巡っては歌手のGACKT(50)が、資金決済法違反(無登録営業)の疑いのある仮想通貨「スピンドル」の商談会に出演し、「1000万円が2億円に増えた」などと資金決済法に触れる可能性がある営業トークを展開。出資者獲得に大きな役割を担っていたと、2019年3月に報じられた。

「スピンドル」はGACKT自らがコアメンバーとして開発プロジェクトやマーケティングに参加していたことから「ガクトコイン」と呼ばれた。

「GACKTさんの『スピンドル』の件もそうですが、芸能人が仮想通貨に手を出すとなるとキナ臭い輩(やから)が寄ってくる可能性も高まりますよね。

松本さんといえば、暴露系YouTuberとして注目を集めて一時は参議院議員も務めたガーシー氏(52)ともつながりがありましたからね。ガーシー氏の主張によれば、ガーシー氏と松本さんはプライベートで何度も食事をした仲で、松本さんから嵐のコンサートに招待されたこともあったといいますからね。

松本さんは人脈が相当広く、夜の社交場へもフットワーク軽く出ていくといいますよね。そこでの人脈が演出業など芸能活動に還元されているところもあるのでしょうが、夜の会合ではやはり、良からぬ人物と接触してしまう可能性もゼロではないでしょうからね。

今後も本業はアイドル業、俳優業でしょうが、新会社では仮想通貨関連や金融商品などお金が直接的に動く事業もやっていくつもりなのかもしれませんね。ただ、ガーシー氏の件しかり、松本さんは脇の甘さを感じさせるところもあり、さらに個人会社となると周囲が事細かに行動をチェックしてくれるというわけにはいかないでしょう。そのあたりを懸念する関係者からの声もありますね」(前出のワイドショー関係者)

とにもかくにも、旧ジャニーズ事務所から独立するタレントが続出。そして、彼らが立ち上げる個人会社からは各々の個性がにじみ出ているようだ。

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