広島県内5月の企業倒産は20件 12カ月連続で前の年の同じ月を上回る 「小売業」が半数近く占める

県内企業の先月の倒産件数は20件に上り、12カ月連続で前の年の同じ月を上回っています。

民間の調査会社帝国データバンクによりますと、5月の県内企業の倒産件数は去年の同じ月より13件増えて20件でした。
2023年6月以降、12カ月連続で前の年の同じ月を上回りました。
また、5月末時点で今年の倒産件数は92件となっています。

業種別では、「小売業」が半数近くを占めており、次いで「建設業」となっています。
負債総額は、「5000万円未満」が6割近くで最も多く、資本金別では、「100万円以上、1千万円未満」が、6割を占めています。

帝国データバンクは、今後の見通しについて「円安による物価上昇など、個人消費の動向が企業に大きな影響を与えるとともに、中小・零細企業では経営者の高齢化や後継者の不在などから事業継続を断念するケースが増えることが懸念される」としています。

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