寺内進被告が起訴内容を一部否認「刺したことは間違いないが待ち伏せしたことは違う」 JR博多駅近くで元交際相手を殺害した罪など

2023年1月、福岡市のJR博多駅の近くで、元交際相手の女性を刺して殺害したとして、殺人などの罪に問われている男の初公判が開かれ、男は起訴内容の一部を否認した。

殺人やストーカー規制法違反などの罪に問われているのは、住所不定の無職・寺内進被告(32)。

起訴状によると、寺内被告は2023年1月、JR博多駅近くの路上で、元交際相手の川野美樹さんの帰宅を待ち伏せして追いかけ、包丁で頭や首などを何度も刺して殺害したとされている。

17日の初公判で、寺内被告は「刺したことは間違いないですが、待ち伏せしたことは違います」と起訴内容の一部を否認した。

弁護側も殺人罪については認めた上で、「恋愛感情はすでに失っていた」とストーカー規制法違反の罪については無罪を主張した。

一方、検察側は「被害者を逆恨みした悪質性が高い犯行」と指摘した。

午後からは、被告人質問などが行われ、判決は28日に言い渡される予定。

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