【線状降水帯】九州南部と四国で大雨リスク急激に高まる可能性!関東も明日は激しい降り方に

太平洋側で大雨に!線状降水帯の発生する可能性のあるエリアも

明日18日(火)は梅雨前線上の低気圧が太平洋側を発達しながら通過するでしょう。この低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動が活発となり、沖縄・奄美から関東甲信では大気の状態が非常に不安定になるでしょう。
太平洋側を中心に活発な雨雲が掛かり、九州南部と四国では線状降水帯が発生し、大雨災害の発生リスクが急激に高まる可能性があります。

近畿から関東甲信はいよいよ梅雨入り?大雨に厳重警戒が必要な期間を解説

予想される雨の降る量は以下の通りです(6月17日11時発表)。

<沖縄・奄美>
梅雨末期を迎えていて、降り続く大雨によって地盤が緩んでいるため、土砂災害に引き続き警戒をしてください。
<九州から関東甲信>
九州南部や四国地方、そして先ほど九州北部地方でも梅雨入りの発表がありましたが、関東甲信地方などでは早ければ明日にも梅雨入り発表があるかもしれません。大雨への備えをより一層高めましょう。
今夜から明日午前中は九州南部で、明日午前中は四国地方から近畿地方で、明日昼過ぎにかけて東海地方で1時間50ミリ以上の非常に激しい雨が降り、九州南部と四国地方では線状降水帯の発生するおそれがあります。
線状降水帯が発生する可能性のある地域と期間は以下の通りです。
鹿児島県と宮崎県 17日(月)夜から18日(火)午前中
高知県と徳島県、愛媛県、香川県 18日(火)午前中
線状降水帯が発生した場合は、予測よりも雨量が多くなり、土砂災害や川の増水・氾濫、低い土地の浸水などのリスクが急激に高まるおそれがあります。

大雨のポイントは?明るい内に避難を!

九州南部や四国では、夜間に大雨となるおそれがあります。今日日中のうちに避難所など、なるべく安全な場所に移動するようにしてください。
また、近畿地方から関東甲信地方の太平洋側も南から暖かく湿った空気が流れ込むため、活発な雨雲が掛かります。朝の通勤通学の時間帯と重なる可能性がありますので、時間に余裕を持った行動を心掛けましょう。

さらに、通勤・通学路に橋やアンダーパス、地下通路など大雨リスクの高い場所はなるべく避け、迂回路をとるようにしてください。

<そらくら関連ページ>
・通勤や帰宅前に雨の予想をチェック!雨雲レーダー
https://sorakura.jp/radar/

・線状降水帯の仕組みと注意点は?
https://sorakura.jp/case001/

・大雨の警戒レベルと避難行動を気象予報士が解説
https://sorakura.jp/case002/

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