ジョヴァンニ・グイディ、ジェイムス・ブランドン・ルイスらとのカルテットによる新作『ア・ニュー・デイ』を発表

2013年のアルバム『City of Broken Dreams』をはじめ、これまで4枚のアルバムをECMからリリースしてきたイタリア人ピアニスト、ジョヴァンニ・グイディ(Giovanni Guidi)が、アメリカ気鋭のサックス奏者、ジェイムス・ブランドン・ルイスをフィーチャーしたカルテットによるニュー・アルバム『ア・ニュー・デイ』を8月7日(水)に発表します。アルバムからの先行トラック「鳥の歌(Cantos Del Ocells)」が先行配信がされています。

アルバムは、グイディがECMデビュー以来10年以上にわたり音楽的パートナーシップをはぐくんできたベースのトーマス・モーガンとドラムのジョアン・ロボとのトリオにブランドン・ルイスを加えたカルテットが、2023年8月に仏ペルヌ・デ・フォンテーヌのステュディオ・ラ・ビュイソンヌで録音したもの。

グイディは何年も前にブランドン・ルイスのライヴを目の当たりにし、「ジェイムスとなら、グループ内の対話が、もっと抽象的でオープン、かつ即興的なアプローチに向かって深まっていくという確信があった」と言います。さらに「我々は違った道を歩んできたから、ある意味、これはまったくのギャンブルだった。しかし『ア・ニュー・デイ』のセッションは我々が正しかったことを証明した。トリオは新たな領域に踏み入れて、私見だが、ジェイムスは私たちと繋がるためのとてもユニークで興味深い方法を見つけた。セッションは偽りのない発見の旅だった」とコメントしています。

収録する全7曲中5曲はグイディのオリジナルで、1曲はグループによる即興曲。この曲は、ピアニストの多重表現、ジャズ的なヴァナキュラーを泡のようなグループ・ダイナミクスの中で表現しており、各人がそれぞれの強みを発揮しています。もう1曲は、スタンダード曲「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」。印象派的なキーストロークで伸びやかに滑るように演奏しているピアノが印象的です。

また、グイディは11月に5年ぶりの日本ツアーを開催します。11月21日(木)東京・有楽町 I’MA SHOW公演はピアノ・ソロ。11月24日(日)福岡・古民家SHIKIORI、11月27日(水)佐賀・神埼市はんぎーホール、11月29日(金)神戸・100BANホールの3公演では松永誠剛(b)、ジョアン・ロボ(ds)とのトリオでのステージに立ちます。

©Sam Harfouche/ECM Records

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