【虎に翼】戦災孤児シーンに「なつぞら」思わせるとの声 「なつの兄」岡田将生が裁判官役で登場へ

岡田将生

17日のNHK連続テレビ小説「虎に翼」で、アーカイブ映像もまじえて戦災孤児が社会問題化している終戦直後の時代様相が描かれた。

東京家庭裁判所の設立にこぎつけた寅子は同家裁の判事補に任ぜられ、念願の裁判官になった。最高裁家庭局事務官との兼務。戦争で親を失った多くの子供たちをどうするか、家庭局の一員として上野を視察した。

これにX(旧ツイッター)では「なつぞらを思い出す」「戦災孤児のことを知ったのはなつぞらのおかげ」と朝ドラ過去作品に言及する視聴者投稿が相次いだ。

連続テレビ小説100作目の「なつぞら」は2019年度前期に放送された。ヒロインの戦災孤児・なつ(広瀬すず)は北海道で牧場を営む亡き父の戦友一家に引き取られる。兄の咲太郎(岡田将生)、妹千遥(清原果耶)とは離れ離れで行方知れず、後に劇的な再会を果たす。「虎に翼」はまさに、なつらの子供時代の東京の孤児風景を映しだした。

この日は、寅子に辞令を発令する最高裁長官・星朋彦(平田満)が登場した。朋彦の息子で裁判官の航一を演じる岡田も近々姿を見せそうだ。岡田の朝ドラ出演は「なつぞら」以来。寅子となつの世界がクロスオーバーする展開となってきた。

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