岸田首相が自民党内からの引責論に「謙虚に受け止める。自身どうあるべきか考える」政権運営継続には意欲

岸田首相は17日の衆院決算行政監視委員会で、自民党の横浜市連の会長が岸田首相の退陣論について発言し、斎藤洋明議員も16日に公の場で岸田首相の責任論を展開したことについて問われ「ご指摘のような様々な声が党の内外からあることは謙虚に受け止めなければならないと思う」と述べた。

その上で「今後も政治改革車座対話をはじめ地方に自ら出向いて様々な意見を伺っていきたい。そうした声をしっかりと受け止めながら、自分自身としてどうあるべきなのか、どういった責任を果たしていくべきなのかをしっかりと考えていきたいと思う」と語った。

岸田首相はさらに「こうした声を受けて信頼回復に取り組んでいかなければならないわけで、政治の信頼回復に向かって、具体的な取り組みを進めていくことはもちろん重要なことだ。しかし一方で政治に課せられたさまざまな国民の期待、命や暮らしを守るために、経済をはじめ、さまざまな政治課題にしっかりと結果を出してもらいたいという声にも応えていかなければならない。政治の信頼回復と合わせて、国民の命や暮らしを守るための政治の取り組みにおいて、具体的な結果を出していく」と、引き続き政権を運営する意欲を強調した。

立憲民主党の青柳議員が、自民党内からの退陣論や責任論を取り上げ「政権末期ではないか」と指摘したのに答えた。

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