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[上海 16日 ロイター] - 中国証券監督管理委員会(証監会)は16日遅く、空売り行為の抑制を強化すると発表した。また上場企業の大株主による違法な株式売却の監視を強化する方針も示した。
証監会は、最近の株安が空売り行為の急増によるものだとのソーシャルメディアでの指摘について、ベンチマーク指数の構成銘柄調整を受けて一部の銘柄で空売りが増えているが、全体として空売り行為は減っていると指摘。
株券転貸業務を通じた空売りの残高は今月14日時点で340億元(47億ドル)で、同業務の規制を新たに発表した2月6日以降61%減少したと述べた。
証監会は、厳格な規制が引き続き適用されており、空売り行為に対する「カウンターシクリカル(反循環的、逆周期)調整を強化する」と述べた。
また、証券貸付を通じて違法に上場企業の株式を売却する大株主などを厳しく処罰する方針も示した。具体的な処罰の内容は明らかにしていない。