初めてのお好み焼き 日系人が日本文化体験 平塚市

緊張しながらお好み焼きを焼く参加者

中南米在住の日系人が、日本食を地域活性化に役立てたいと、6月3日、平塚市内の鈴木製餡所(豊原町)、お好み焼き店みくに(紅谷町)、湘南創菓菊毬(花水台)を訪れた。

国際協力機構(JICA)の委託を受けた海外日系人協会が実施した研修事業で、ブラジル、メキシコ、コロンビア、ウルグアイから5人が参加した。

みくにでは、同店の店長・長瀬護さんや店員からお好み焼きやもんじゃ焼き、あんこ焼きの作り方を教わった。調理後、お好み焼きを初めて食べたメキシコ在住のサヤスメンドサダンテオゥエンさん(26)は「エキゾチックな味。動くかつお節を見たことがない。メキシコに鉄板焼きがあるので帰って作ってみたい」と話した。

コーディネーターを務めた鈴木製餡所の佐野正敏代表取締役は「みんな意欲的。帰国したら、学んだことを自分たちのまちづくりに生かしてほしい」とエールを送った。

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