霜降り明星 時期はずれのレギュラー終了で不安視される打ち切り説…粗品の苦言に大物芸人も激怒で高まるピンチ

6月いっぱいで終了することが明らかになった『霜降りバラエティX』(テレビ朝日系)。

15日の放送回では、お世話になっている人々にプレゼントを購入する企画を実施。番組終盤で粗品(31)が、電話がつながっていたおいでやす小田(45)に、突如として「6月で終わるんですよ」と明かしたのだ。

いまや若手芸人の代表格として、人気を集める霜降り明星。だが『霜降りバラエティX』が終了すると、コンビの地上波レギュラーは『新しいカギ』(フジテレビ系)の1本のみに。この他は『霜降り明星のあてみなげ』(静岡朝日テレビ)、『霜降り明星のゴールデン☆80’S』(BSフジ)となる。

「本番組はコンビが上京して初となる在京キー局の冠番組です。’19年4月にスタートした前身番組は、深夜2時台から25分間放送されました。’20年10月に火曜枠の深夜0時台に昇格するも、翌’21年10月には現在のタイトルで土曜深夜枠に移動。さらに放送時間も、20分間に縮小されたのです。

粗品さん、せいやさん(31)はそれぞれ単独で地上波レギュラーを複数抱えていますが、今回のような終了の仕方は異例でしょう。通常、テレビ局の改編期は毎年3月、9月が一般的で、この時期に番組終了や新番組の発表がなされます。しかし改編のタイミングとは異なる終了に、業界関係者の間では『打ち切りでは』と見る向きもあります」(テレビ局関係者)

ネットニュースのコメント欄でも、《番組改正前の打ち切りって珍しいね》《人気番組なら終了しないでしょ》と“打ち切り”を不安視する声が。

そんな霜降り明星だが、最近では粗品の著名人に対する毒舌が物議を醸している。

「粗品さんの毒舌は昨年ごろから目立つようになり、これまで標的とされた著名人は多数。最近では4月放送のトーク番組で、宮迫博之さん(54)を『先輩ちゃう。あんなもん』とバッサリ。これを皮切りに2人の間でバトルが勃発しましたが、粗品さんの執拗な“口撃”に『やり過ぎ』『笑えない』と批判も目立っています。

そうしたなか、6月13日に配信された千原せいじさん(54)とのコラボ動画では、宮迫さんをけなし続ける理由を“闇営業によってCMが2本とんだ”と告白。それだけでなく、次なる標的に木村拓哉さん(51)の名前を挙げたのです。粗品さんは以前にも、木村さんから“テレビ局内で無視された”と明かしており、せいじさんの動画内でも『めちゃくちゃ腹立つ』と悪態をついていました」(芸能関係者)

■明石家さんまだけじゃない…ほんこん、メッセンジャー・あいはらも苦言

だがそのいっぽうで、“怖いもの知らず”の粗品を良く思わない先輩芸人も増えているようだ。

まず、明石家さんま(68)は今月8日放送の『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)で、粗品と宮迫のバトルは“わざとだと思っていた”とコメント。その上で、粗品にこう苦言を呈していた。

「マジやったら我々世代、芸能界では考えられない。後輩が先輩を(けなす)っていう。吉本じゃないって言ったって、お笑い芸人は先輩後輩、縦(社会)やから。先輩に対して、ああいうことを言うっていうのは、本当は間違いやねん」

さらに「今度、粗品に会ったら聞いてみようと思って。どういう意図か。俺が言うなら言うで、言ってあげようと思ってる」と、諭す意向を示していた。

そして、さんま以上に怒りをあらわにしたのは、ほんこん(61)とお笑いコンビ・メッセンジャーのあいはら(54)。15日放送の『土曜の午後は、トコトンほんこん!』(ラジオ大阪)で、ほんこんはリスナーから寄せられたメッセージにかけて粗品の話題に言及。

「おるやん、たまに。痛いやつ。『人間性疑うわ』っていう奴。芸人でも『吉本辞めたら、先輩でも何でもないわ』って、今揉めとるやん」

あいはらが「今日ほんこんさんにその話、聞いてみたかったんですよ」と投げると、ほんこんは「粗品やろ? 俺な、粗品悪い奴ちゃうけども、あれはアカン」とピシャリ。

するとあいはらは、「粗品がそう言うのは、もうわかったと。その代わり、僕が言われる可能性もありますよね? もう殴ってもいいっすかね? 殴りたいなと思うんすよ」と漏らしたのだ。

ほんこんは「俺はええと思うよ。いけいけ」と促しつつも、「俺も言われたらどうしよ?」と不安視。あいはらから「冷静でおれます?」と聞くと、ほんこんは「いや、俺言われたら嫌や。ホンマにもう、俺の本性出んで」と興奮気味に。だがすぐに、「『そんなこと言わんといてくれや』って言うてまうわ 」と笑いを誘っていた。

レギュラー番組の終了に加え、先輩芸人たちからは毒舌に苦言を呈されるダブルパンチの粗品。“包囲網”が狭まりつつある状況を、どのように捉えているのだろうか。

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