橋下徹氏 都知事選出馬の小池&蓮舫両氏に苦言「駆け引きしすぎ」「不思議でならない」

 橋下徹氏

 前大阪市長で弁護士の橋下徹氏が17日、フジテレビ系情報番組「イット!」に生出演。7月7日に投開票が行われる東京都知事選挙について言及し、ともに18日にも選挙公約を発表する小池百合子知事と蓮舫参院議員の姿勢を批判した。

 橋下氏は両候補者の現況について「世界の中の大東京のリーダーを決める選挙なんですよ?公約が今の段階で出てないっていうのは不思議でならない。両候補者が駆け引きしすぎですよ」と疑問視。まずは蓮舫氏に「チャレンジャーである蓮舫さんは新人であるんだから、まずやっぱり先に公約を出して、東京都をこうしますということを打ち出さないと」と苦言を呈した。

 さらに小池知事に向けても「現職ですけど、選挙においては各候補者と対等の立場なので、(公約を)出し惜しみするんじゃなくて、早くメディアに出て新人候補者と大激論をやって、メディアを通じて有権者に情報を伝えないと」と注文。「都民はどうやって決めるんですか?公約なしで」と厳しく切り捨てた。

 さらに、自身の経験も踏まえ「大阪なんかだと、(投票)1カ月ぐらい前から出して、メディアの各局で候補者同士が討論やります。僕みたいな無責任なコメンテーターが文句バンバン言って、それで公約が修正されながら最後、選挙に突入する。大都市の未来を決める選挙ってのはそういうもんだと思いますよ」と提言。「今、候補者が自分のために駆け引きしちゃってね、公約をいつ出すのかなんて、そんなタイミングどうでもいいから早く出して、メディアの中で議論してもらいたいです」と、再度苦言を呈した。

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