ガッツリ減量できる30時間断食のやり方とは!?【専門家がしっかり教える 図解 やせる食べ方】

ガッツリ減量したい人はこれ!30時間断食

断食メニューのひとつ「30時間断食」は、僕が提唱してきた『月曜断食』と同じく、前日夜の食事を最後に、起きてから寝るまでの丸1日を水だけ飲んで過ごす方法です。どうせやるなら最大限の効果を出したい!という人におすすめです。

これまで自由に食べて疲れ切った体に強い刺激を与え、サーチュイン遺伝子、脂質代謝、オートファジーすべての働きをオンにして、体を燃焼型サイクルへと変えていきます。

空腹の時間が長くなるだけ、体を変えていく力も大きくなります。しかし、以前の食生活との振り幅が大きい分、特に最初の1~2週目は、体だけでなく心理的な負担を強く感じる人もいるでしょう。そのぶん結果も大きいので、抱えている不調の多い人、大幅な減量を必要とする人、根本から体質を変えたい人に、ぜひチャレンジしてほしいと思っています。

世の中で提唱されている数多くのダイエット方法とは異なり、断食は食べないだけというシンプルなもの。それだけに、不食日にスケジュールを詰め込み過ぎると、ストレスを感じるかもしれません。逆に、時間があり過ぎても空腹が気になってしまうかも。そこは不食日だからといって特別視せず、気楽にいつも通り過ごすよう心がけてください。

30時間断食のやり方

前日の夜の食事を終えた後、不食日は朝から何も食べず、2日目の朝までは水だけを飲んで過ごします。

1日目(不食日)

朝:なし 昼:なし 夜:なし

2〜5日目(良食日)アルコールOK!

朝:無糖のヨーグルトや季節の果物 昼:おかずのみ 夜:野菜メインの料理やスープ

6〜7日目(美食日)アルコールOK!

朝:好きなもの 昼:好きなもの 夜:好きなもの

30時間断食を楽にするポイント

やることがなければ早く寝てしまおう

時間があるからといって無理に活動的になる必要はありません。寝てしまえば空腹も気にならず、体の修復や回復をしっかりと行えます。

空腹で眠れないときは白湯を飲もう

お腹が空き過ぎて眠れないときには、温かいものを飲むのがおすすめ。空腹を落ち着かせる効果があるので、白湯を味わうように飲みましょう。

もしもだるさや眠気頭痛を感じたら……

断食の時間が長くなると、不調が出てくる場合もあります。だるさや眠気の対処法はP.72を、頭痛の対処法はP.74を参考にしてください。

注意!

食事をしないと、消化の際に発生する熱も生まれないため、普段よりも体が冷えを感じやすくなります。そのときは服を一枚多く着るなど、体を冷やさないように気をつけましょう。

『専門家がしっかり教える 図解 やせる食べ方』はこんな人におすすめ!

・無理せずに痩せる方法を知りたい! ・どんな食事をしてダイエットをするべきか知りたい ・ダイエットのおすすめメニューを知りたい

以上の方には大変おすすめな一冊です!

そんなに食べてないのに太る本当の理由

「そんなに食べていないのに体重が減らない」「カロリーを抑えて食べているはずなのに太ってしまう」という声をよく耳にします。努力している人には酷かもしれませんが、食事に気をつけているつもりでも、じわじわと体重が増えていく、あるいは、理想の体重以上の体重がありなかなか減らないという場合、自覚のあるなしに関わらず、食べ過ぎていることがほとんどです。

食べ過ぎと聞くと、食べる量をイメージする人が多いと思います。確かに、お腹がパンパンになるまで食べればそれは食べ過ぎです。ですが、油たっぷりの揚げ物や炭水化物が多めの食事など、次の食事までに胃で消化しきれないようなものを食べたり、量が少なくてもその日の活動量で消費しきれないくらい高カロリーなものを食べたりした場合も、実は食べ過ぎなのです。

食べ過ぎチェックリスト

ずぼら断食で体を改善していくにあたり、まずはスタートラインに立つことから始めましょう。ダイエットの基本でもありますが、やせたいと思ったら自分の食生活を把握すること。下の「食べ過ぎチェックリスト」を使うと、簡単にセルフチェックができます。食べ過ぎなのか、食べ方のクセがあるのかを確認してみてください。

□ 1日3食、ほぼ決まった時間に食べている
□ 舌にたっぷりと白や黄色の苔こけがついている
□ 満腹になるまで食べないと食べた気がしない
□ 午後のおやつ、または夕食後のデザートやスナックがルーティーン
□ 食べてから2時間以内に眠ることがよくある
□ 早食いの自覚があり、大低20分以内で食べ終わる
□ 昼食から1〜2時間後に強い眠気を感じることがしばしばある
□ よく噛んで食べようと意識したことがほぼない
□ 唐揚げやコロッケなど油で揚げた料理が大好き
□ 毎日、夕食に炭水化物(ごはん、麺類、パン、粉物など)を食べている

本書では痩せるために意識すべき食事術の話を多数掲載してます!気になる方はぜひ手に取ってご覧ください!

出典:『専門家がしっかり教える 図解 やせる食べ方』

【書誌情報】
『専門家がしっかり教える 図解 やせる食べ方』
著:関口 賢

運動不足や日々の生活の忙しさなど、さまざまな理由で太ってしまった、さらに「何をやっても痩せない…」という人も多いと思います。そんな人に向けて、本書では10万人以上を痩せさせてきたダイエット専門鍼灸院の総院長である著者が考案した、自宅でできる究極のダイエット法『ずぼら断食』を紹介します。人間は食べることが必要不可欠ですが、食べることで不健康にもなります。体のためにと思って食べていたことが、逆に体の負担になってしまっていることもあり、それが肥満や不調の元になっているのです。まずは食べないことがどのような健康効果をもたらすのかを徹底解説。そのうえで、誰でも簡単に取り入れられる8時間断食から、痩せて体質改善もできる16時間断食、ストンと痩せて体がリセットできる24時間断食、さらにストイックにガッツリ体重を落としたい人向けの32時間断食など、自分自身の目的とやりやすさに合わせた4つのプログラムから選択できます。栄養過多な状態にある体を断食で一度リセットすることで、何をしても痩せなかった体がみるみる痩せていくだけでなく、慢性的に感じていた不調や健康診断の数値も劇的改善できます!ダイエットでなかなか結果がでない人も、疲れやすかったり、原因不明の謎の不調を抱えている人などにもぜひ手に取って頂きたい一冊です。

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