藤沢市の「世界一大きい金魚すくい」終了 ギネス認定、夏の風物詩で人気も

大勢の参加者でにぎわった「世界一大きい金魚すくい」(過去の様子)

 藤沢市の夏の風物詩として親しまれ、ギネス世界記録に2度認定された「世界一大きい金魚すくいゲーム」が廃止されていたことが分かった。新型コロナウイルス禍を受け2019年の開催が最後となっていた。その後、主催者メンバーの高齢化や備品の老朽化などで再開を断念した。関係者は「残念だが一人でも多くの人の記憶に残ってくれたらうれしい」と話している。

 金魚すくいは、JR藤沢駅北口の商店街「藤沢銀座土曜会」(和田庄治理事長)の主催で、1999年8月に長さ50.4メートルの水槽に金魚3万匹とメダカ1万匹を放って初開催し、ギネスに認定された。2002年には当初の2倍の長さの水槽(100.8メートル)でギネス記録を更新。最後となる19年には4万人以上が参加したという。

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