「戦いの場が欲しい」現役引退の岡崎慎司がドイツ6部クラブの監督に! セカンドキャリアを明かす「イングランドで講習を受けてて...」

昨シーズンをもって現役を引退した元日本代表FWの岡崎慎司が6月17日、東京都内で行なわれた会見で、自身のセカンドキャリアについて明かした。

日本代表としてワールドカップに3大会連続で出場し、歴代3位の50得点をマークしているレジェンドストライカーは引退後、最後にプレーしたシント=トロイデンのアンバサダーに7月1日から就任。クラブ経営にも携わっていくというが、これに対し、岡崎が意気込みを述べた。

「やっぱりヨーロッパで拠点を持っていて、選手であったりスタッフであったり、ヨーロッパで戦う場が、チャンスがあるっていうことの重要さは、やっぱり日本の皆さんには知っていただきたいなと思います。いかにあそこで競っていくか、競争していくか難しさっていうのを次の世代に伝えていきたいというのは、そのシント=トロイデンでの自分の役割だとは思っています」

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また、指導者として歩む決意も表明。ドイツ6部の日本人が運営するクラブ『FC BASARA MAINZ』で監督をすることも明かした。

「自分はこれからの人生、サッカー選手として戦ってきたように、やっぱり戦いの場が欲しいと一番引退するときに思ったんです。そうなってくると監督かなって。この会見の前にも10日間ぐらいのイングランドで講習を受けてて、そこでも大きな壁にぶつかってるんですけど…。

バサラ・マインツっていうクラブは、今6部に所属してまして、そこで自分がトップチームの監督をやるっていうのが決まっている。すぐにでも監督の経験をできるんです」

続いて、報道陣から「日本代表監督にも挑戦したい?」との質問が飛ぶと、岡崎は笑顔を見せながら、「自分の挑戦の目標はやっぱりそこ。ワールドカップでの優勝をプレーヤーとして達成できなかったので、やっぱり監督は目ざすところだと思ってます」と語った。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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