by 石井 一志
KPMGコンサルティング株式会社は17日、テクノロジー企業のグリーントランスフォーメーション（GX）領域の新規事業開発について、事業構想の策定から推進体制の構築および実行までワンストップで支援するサービスを、提供開始したと発表した。
新サービスは、自社の技術などを生かしてGX領域での新規事業創出を図るテクノロジー企業を支援するもの。KPMGコンサルティングがさまざまな企業への支援を通じて培ったノウハウや知見、国内外のスタートアップとのリレーションなどを活用し、「カーボンニュートラル（脱炭素化）」「サーキュラーエコノミー（循環経済）」「ネイチャーポジティブ（自然再興）」の3つの観点において、GX領域における新規事業の検討からサービス展開に至るまでの支援を、ワンストップで提供するという。
具体的には、まず、ニーズの視点からGXビジネスの概況を調査し、シーズ視点も加味して事業仮説を探索。その中から、市場魅力度を実現可能性に基づいて有望な事業仮説を選定する。次に、選定された事業仮説について、顧客ニーズの深耕とターゲット層の特定を実施。バリュープロポジションとマネタイズモデルを設計して、事業構想の骨子を具体化するとした。
その上で、PoCを通じて事業仮説を検証するとともに、事業運営を開始するための体制や、オペレーションの構築、パートナーとの協業などについての合意形成を図るとしている。
なおKPMGコンサルティングでは、例として、以下の図のような取り組み例を挙げている。
