猫への愛、遊び心あふれるアート 勝央美術文学館 造形や絵画40点

猫への愛情あふれる立体作品やイラストが並ぶ会場

 猫をテーマに作州地域の作家のアート作品を集めた「猫に恋する作家展」(勝央美術文学館主催)が岡山県勝央町勝間田の同館で開かれている。猫への愛情を込めた遊び心あふれる造形や絵画が来場者を和ませている。30日まで。

 津山、真庭市、美咲町の4組がいずれも猫尽くしの計40点を出品。帽子やサングラスなどを着用した6匹がオープンカーを運転して夜の街に繰り出すイラストや、童話「ブレーメンの音楽隊」に見立てたアクリル画、黒、白の2種類をそれぞれ描いたタペストリーなどが並ぶ。

 造形教室を開きながら創作に取り組む岡田直子さん(35)=津山市=は飼い猫のしぐさを新聞紙でかたどり、着色した立体9点を披露。前足をなめたり、目を細めて丸まったりと本物そっくりに仕上げ、来場者の目を引いている。

 岡田さんは「猫の愛らしさを伝える多彩な作品を楽しんでほしい」と話している。

 午前10時~午後6時(最終日は同4時まで)。月曜休館。入場無料。問い合わせは同館(0868ー38-0270)。

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