小芝風花の独立報道と「眠りが浅くてちょっとしたことで…」の気になる過去の発言

俳優・小芝風花の“年内で事務所独立”情報を写真誌「フライデー」(講談社)が報じて話題となっている。

小芝といえば、主演を務めたテレビ朝日系『波よ聞いてくれ』やヒロインを務めたフジテレビ系『転職の魔王様』など4クール連続でドラマに出演。好感度の高さからテレビCMでも重宝されているほか、来年放送のNHK大河ドラマ『べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~』への出演も決定するなど近年目覚ましい活躍を見せている。

現在の所属事務所・オスカープロモーションにとっては看板俳優の一人と言っても過言ではない存在だが……。

同誌の記事によると、「来年の大河出演が決まっているが、年内いっぱいで小芝は所属事務所のオスカープロモーションを退所。独立する」、「彼女の独立は事務所内の一部にしか知らされていないトップシークレットで、概ね合意に達したと聞いている」といった情報が小芝に近しい関係者から編集部に寄せられたという。

近年は嵐の松本潤や氷川きよし、吉岡里帆ら人気芸能人の事務所独立や移籍のニュースは枚挙にいとまがないが、大河出演も控えた今が旬の好感度女優に突然降って湧いた年内いっぱいでの独立報道には驚きの声も多い。

そうした中、ファンや業界関係者の間では小芝の過去のある発言に注目が集まっているという。

スポーツ紙の芸能担当デスクは明かす。

「小芝さんは昨年6月に出席した『働き方改革 PR動画』の完成発表会で自身の改善したい点を聞かれ、『睡眠の質』と明かし、『眠りが浅くてちょっとしたことで目が覚めてしまう』や『夢を何度も見て、夜中に2、3回も目が覚める』、『その日の疲れが取れない』などといった悩みを告白していたんです。ここ数年の活躍ぶりを見てもかなりのハードスケジュールが予想されますし、こうした過去の発言がクローズアップされて『やはり独立は働き過ぎが原因か?』、『確かにずっとドラマに出続けているもんな』などといった意見がインターネット上でも散見されています」

さらに、こうした憶測が飛び交っている背景には、同事務所の過去のタレント売り出し戦略があるという。

「オスカープロモーションといえば、かつての上戸彩さんしかり、武井咲さんしかり、剛力彩芽さんしかり、これぞと見込んだ売り出し中の若手俳優に対してはドラマや映画、CMなどの仕事を目いっぱい詰め込み、ハードスケジュールもいとわずに仕事現場で徹底的に鍛え上げる戦略を得意としていましたからね。結果的に俳優としては成長するものの、一気に露出が増えることから『ゴリ押し戦略』などとも言われ、俳優本人にとっては肉体面のみならず、精神的にもかなりキツいとは思います。ただ、何かと悪しざまに言われる『ゴリ押し戦略』ですが、こうした試練を乗り越えて3人とも俳優として大成したわけですから、“スパルタ教育”がまかり通っていた昭和や平成の頃であれば、それなりに有効な戦略だったとは思いますけどね」

昨今の小芝の露出の多さと過去の発言、それに加えて同事務所が得意としたタレント育成&管理法のイメージも相まって、独立報道に対して前出のような憶測が広く語られているようだ。

もっとも、テレビドラマなどを手掛ける番組制作会社スタッフはこう疑問を呈する。

「小芝さんに関しては俳優デビュー当初からそこまで仕事を詰め込んで“ゴリ押し”していたイメージはなく、事務所サイドも比較的じっくりと育ててきた印象ですけどね。確かに仕事は忙しそうですが、ブレークまでの下積み期間が長かったぶん、本人も多忙な日々を前向きに捉えられているようですし、プロ意識の高いコというのもありますけど、現場でもあからさまに疲れている様子は見たことがないですし。所属事務所との不協和音も聞いたことがなかったので正直驚いています」

同誌の取材に対して所属事務所は独立説を否定する一方、小芝本人はいまだ沈黙を続けているが、近くその口から真相が語られる日は来るのか?

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