平和サミットの成果は 「殺害やめるようロシアに圧力を」とゼレンスキー氏が訴え

ロシアの侵攻を受けるウクライナの和平案を協議する「平和サミット」が16日、2日間の日程を終え閉幕した。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ロシア軍がウクライナの全領土から撤退すれば、ウクライナ政府は「明日にでも」ロシアとの和平交渉を行うと述べた。

ただ、ゼレンスキー氏は閉幕に際し、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領には戦争を終わらせるつもりはなく、軍事的手段であれ外交的手段であれ、「どんな方法を使ってでも」同大統領を止めなければならないと述べた。

また、西側諸国からの援助は戦争に勝つには不十分だが、平和サミットはウクライナへの国際的支援が弱まっていないことを示したと付け加えた。

戦場でのウクライナの立場が弱まり、外交的な動きを検討せざるを得なくなったのかとBBCが尋ねると、そのような事実はなく、ウクライナは常に和平について語ってきたと、ゼレンスキー氏は答えた。

BBCのサラ・レインズフォード記者が報告する。

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