自家用車で「白タク行為」をした疑いでブラジル人国籍の男を逮捕 SNS使い宣伝か 島根県

自家用車を使って有償で客を運ぶ、いわゆる「白タク行為」をしたとして島根県出雲市に住むブラジル人の男が逮捕されました。

逮捕されたのは、出雲市斐川町に住むブラジル国籍の無職の男(42)です。警察によりますと「出雲市に住む者がSNSを利用して送迎に関する宣伝を行い、有償で運送している」との情報が今年3月に寄せられました。

島根県警と出雲警察署と捜査したところ、4月10日と17日に、いずれも外国人観光客を出雲市内から自家用車に乗せて観光地へ運送し合計1万8000円を受け取る「白タク行為」が確認されたため道路運送法違反の疑いで逮捕しました。

道路運送法第四条では「一般旅客自動車運送事業(タクシー事業)を経営しようとする者は、国土交通大臣の許可を受けなければならない」とされており、違反すると3年以下の懲役か300万円以下の罰金が科せられます。

男は「運んだ人からお金をもらった事は間違いないが、運賃ではなくお礼としてもらいました」と話し、一部容疑を否認しています。

警察はSNSを利用した発信が宣伝にあたり、白タク行為をする狙いがあったとみて捜査を進めています。

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