用水路のふた開けると…47歳パート職員の男性遺体 連絡受け水の流れを点検中 富山・黒部市

用水路の水をいったん集めて分けて出す構造物の中で47歳のパート職員の男性が17日朝、遺体で見つかりました。男性は近くの事業所で前の日の夜からパートの勤務についていましたが、朝の交代時に姿がなく事業所と警察などが探していました。

17日午前9時10分ごろ、富山県黒部市宇奈月町で、用水路を点検していた土地改良区の職員から「水の中に沈んでいる男性を見つけた」との通報があり、駆け付けた警察と消防が男性の死亡を確認しました。

遺体で見つかったのは、黒部市に住むパート職員、長谷川豊さん(47)です。

長谷川さんは近くの事業所で前の日の夜から朝までの勤務についていましたが、朝の交代の際、姿がなかったことから、事業所が「従業員がいなくなった」と警察に通報したところでした。

見つかった用水は、2本の用水路の水をいったん集め、3本の用水路に分けて出すコンクリート状の構造物で、大きさが縦150センチ、横120センチ、深さ120センチです。

近くの住民から用水の水の流れが悪いので点検してほしいと土地改良区に相談があり、点検に出た職員が17日朝、構造物のふたをあけたところで、沈んでいる長谷川さんを発見したということです。

警察と消防は司法解剖を行い、死因などを調べる予定です。

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