“団結力”でEURO最高成績更新へ! オーストリア代表MFライマー「どんなチームでも苦しめることができる」

オーストリア代表のMFコンラート・ライマー(バイエルン/ドイツ)が、フランス戦に向けた前日会見に出席した。16日、公式サイト『UEFA.com』が伝えている。

3大会連続出場となるオーストリア代表。今大会では、EURO優勝経験国のフランス代表、オランダ代表と同居する厳しいグループに入った中、同国代表の大会最高成績となる8強入りを目指すべく、まずは17日に行われる第1節でフランス代表と対戦する。

そんなオーストリア代表を牽引するのが、通算36キャップを保持するMFコンラート・ライマーだ。母国の名門であるザルツブルクで若くして頭角を現した後、ライプツィヒ、バイエルンとブンデスリーガでキャリアを重ねてきた同選手は「僕たちは長い間、このために準備してきた。多くのチームメイトにとって、長年プレーし、暮らしてきた隣国でのEUROとなる。この興奮をピッチに持ち込み、チームとして自分たちのサッカーを見せたい」と告白。加えて「ワクワクでいっぱいだ。母国を代表して、隣国でプレーするのは特別なことに感じる。明日が待ちきれない」と高揚感を語った。

またライマーは、優勝候補の“本命”と目されるフランス代表にも言及。「フランスは個々の才能に恵まれた素晴らしいチーム。一人ひとり名前を挙げていけば、夜通し語り続けることになるだろう」と“個”が抜きん出ていると前置きしつつも、「ただ大切なのは、ピッチ上で自分たちのサッカーを貫けるかどうか。それができれば、どんなチームでも苦しめることができる」とチームで戦うことに自信を覗かせた。

さらに、ライマーは「自分たちのプレーをし、最大限の力を90分間出し切れば、相手に大きなダメージを与えることができると過去に証明した。彼らを止める方法はひとつではない。できるだけゴールから遠ざけるためには、組織的な努力が必要だ」と明かしている。

今大会はDFダヴィド・アラバ(レアル・マドリード/スペイン)が選出外となったものの、スタッフとしてチームに帯同するなど、まさに“一丸”、“団結”でEURO2024に臨んでいるオーストリア代表。初戦から強豪国が相手だが、“第2の故郷”という地の利も生かし、快進撃を予感させる勝利を挙げられるのだろうか。

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