宮迫・粗品のバトルが拡散…ヒカルがせいやを「歌のモノマネしてるだけ」とディス、「足元にも及んでない」と批判も

霜降り明星のせいやのトークに「おもろいかな」と疑問を呈したヒカル

6月15日、YouTuberのヒカルが自身のYouTubeチャンネルを更新。お笑いコンビ「霜降り明星」せいやに対して、「歌のモノマネしているだけじゃないですか」などとディスりまくる一幕があった。「霜降り明星」粗品と元「雨上がり決死隊」の宮迫博之とのバトルが拡散した形だ。

バトルの発端は、4月の『酒のツマミになる話』(フジテレビ系)。ここで粗品は、宮迫の元相方・蛍原徹の前で、「『芸人なのにYouTuberおもろいやん』みたいなこと言ってるやつもめっちゃ嫌いで」「僭越ながら宮迫とか」と呼び捨てで批判。これに対し、宮迫はYouTubeで怒りをあらわにしながら、「名前を出してくれるっていうこと自体がすごく感謝だしありがたい」と話していた。

だが、5月28日に開催されたヒカルのバースデーパーティーで、ヒカルが「宮迫さんのほうが100倍おもろいやろ、お前より」と粗品を批判すると、宮迫は粗品に対して「テレビに出てたときの俺を超えてから言え! お前、『アメトーーク!』みたいな番組を作ったっけ?」と挑発をしたのだ。

この発言シーンはTikTokに流出して拡散。それを受け、5月31日の『霜降り明星のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で霜降り明星が反応した。

せいやが粗品に「アメトーーク!みたいな番組、作ってないから。はよ、超えろよ」と話を振ると、粗品は「ちゃうちゃう。あれどこ? 闇営業みたいな場所で」と爆笑。「ヒカルくんもありがとう。よだれ垂らして笑いました」「知名度ある一般人の方おふたりにあんなに言っていただいて」と皮肉を飛ばしていた。

6月15日、ヒカルのYouTubeチャンネルでは、カジサックことお笑いコンビ「キングコング」の梶原雄太、放送作家を引退した鈴木おさむ氏と3人で「泥酔はしご酒」企画としてトークを展開。

梶原から、「ヒカルさんが思う芸人って何ですか? 芸人とは?」と聞かれたヒカルは、こう答えた。

「自分で自分のこと芸人やと思っているんなら、全員、芸人になるんじゃないですかね。僕は自分のこと芸人とは思えない。YouTuberです。やっぱり」

ここで梶原が「ごっつい俺が、中途半端になっている。カジサックはYouTuberとしてやっている。キングコングの顔になったら、俺、芸人と言っているというところで…」と悩むところを見せると、ヒカルは「ハーフでいいんじゃないですか。芸人とYouTuberのハーフみたいな」と提案。

梶原が「カッコええな」と応じながら、霜降り明星の発言を気にしている様子を見せるとヒカルはこう、まくしたてた。

「気にしない方がいいですよ、他人の声。別に霜降りがどうとか関係なくないですか? 霜降りに言われたら従うんですか?って話になってくるんで。

その世界線でいうなら、霜降りが『YouTubeやめろ』って言ったらやめるんかって話になってくるじゃないですか。やめないでしょ? なら無視でいいじゃないですか。どうでもいいじゃないですか。だって自分に自信があるじゃないですか」

さらにヒカルは、せいやの自身に対する発言を取り上げ、早口でこうディスり始めた。

「せいやさんにね、トークがどうとか言われたんです。せいや、トークおもろいかなと思って。歌のモノマネしてるだけじゃないですか、あれって。

トークってたくさんのジャンルがあるわけですよ。セールストーク100(%)勝てるでしょ、俺が。で、長時間のトークもたぶん、勝つでしょ。っていうことを考えたら、トークというものを10分割したときに、たぶん、せいやさんが勝てるの2個ぐらいでしょ。部門的に言ったら。僕、結構これ、誰が見てもそう思うと思うんですよ。トークという点でいったら。

粗品さんはスゴいですよ。正直、違うっすよ。せいやさん単体で言うと、ちょっとなんか、どうなんかなって(笑)。それでよく、あれだけ言えたなって、心の底から思ってるんすよ」

ヒカルの勢いにひるんだ梶原が、「おさむさん、いま映ってますからね」と鈴木氏に助けを求めると、鈴木氏は「僕はだから一切、表情を変えない(笑)。これは色んな意見があります。それぞれ、ヒカルさんがそう言ってるし…」というと、ヒカルは「僕はそう思います。素直にね」と断言した。

とはいえ、霜降り明星は『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)で2018年に優勝。せいやのトークについても、評価する声は多い。

2020年8月、人気漫画『ONE PIECE』の作者・尾田栄一郎氏は、『嵐ツボ』(フジテレビ系)に出演した際、「自身が思う天才ベスト3」を発表し、1位にせいやを選出。

理由について、「最近何か(スキャンダルが)あった後のラジオが面白いって噂で、聞いてみたんですよ。ずっとギャグでしゃべっているんですよ。天才でしかない」とし、その後もYouTube動画などを閲覧。「ずっと喋っている」と、せいやの話術を絶賛していた。

2024年3月には、麒麟・川島明が、YouTubeチャンネル『佐久間宣行のNOBROCK TV』で「嫉妬した芸人ベスト10」を発表し、1位に霜降り明星を選出。理由について「断トツ。奇跡の2人が組んでくれた。天才と天才ってこういうこと」と称賛したうえで、『霜降り明星のオールナイトニッポン』でのトークについても「現存するラジオで1番おもしろい」とべた褒めしていた。

今回、ヒカルがせいやをディスったことに、Xでは、批判的なコメントが殺到している。

《ヒカルの「せいやトークおもんない」っていう批判はまじでだいぶ霜降り知らへんただのライト層の意見 ほんまにおもろいのはせいやです あんなおもろい人間いません》

《ヒカルが大好きなワンピースの作者尾田先生が天才だと思う人1位が「霜降りせいや」なの知らんのだろうなぁ…粗品は噛み付いて来るから逃げた結果これか》

《ヒカルってそんなおもしろいトーク出来るんや せいやよりもおもしろいんならテレビにとっくに出てると思うんだけど。身内しか笑ってないとこで戦ってる人が大衆に対して笑いとってる人を自分よりも下って言えるって逆に凄いな》

《ヒカルはせいやの足元にも及んでないけどな》

モノマネだけでなく、意外にトークでも評価されているせいや。いつか、ヒカルvsせいやのトークバトルを見てみたいものだが……。

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